
物価高、中東情勢の揺れ動きなどで経済が大きく変化し続ける中、少しでも家計を守ろうと「節約」をしている人は少なくないでしょう。ただ、支出をうまく抑えられる人もいれば、かえって出費が増えてしまった人もいるようです……。
今回はAll About編集部が実施した節約に関するアンケートから、大阪府に住む26歳女性の失敗談を紹介しながら、節約する時の注意点・ポイントについて、ファイナンシャルプランナーの福一由紀さんが解説します。
回答者のプロフィール
【大阪府在住26歳女性世帯、収入状況と1カ月の主な出費内訳】
・家族構成:既婚(子なし)
・職業:専業主婦
・世帯年収:500万円
・貯蓄額:500万円
・家賃(住宅ローン):6万円
・間取り:一軒家
・食費:5万円
・交際費:2万円
・電気代:6000円
・ガス代:5000円
・水道代:3000円
・通信費:6000円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
買い物欲が爆発して
物価高の中、家計を守る手段の1つとして「ポイ活」を取り入れている人は少なくないでしょう。支払い金額に応じて還元されるポイントを貯めて生活費などの支払いに充てれば、お金を使いながらも節約につながります。今回紹介する大阪府在住26歳女性もポイ活を利用する一人ですが、一体どんな失敗をしてしまったのでしょうか。
「ずっと欲しかったものをネットショッピングのセール日まで我慢して、ポイントキャッシュバックも狙って節約をしようと思っていたが、結局買い物欲が爆発して買いすぎてしまった」
本来買う予定のなかったものまで購入してしまったという女性。「普段から楽天経済圏で生活することが多いため、ポイントを少しでも増やしたかった」と当時を振り返ります。その後、商品が届いてから「これは本当に必要なものだったのか……」と後悔したそう。
女性はこの失敗から「セールやポイント還元に惑わされることなく、本当に必要なものを必要なタイミングで買うようにする」という学びを得たと教えてくれました。
ポイント倍増に惑わされないよう要注意
福一:ポイ活で節約したいですよね。筆者も楽天経済圏にどっぷりつかっています。ただ、ポイントのために我慢を重ね、そのストレスで爆買いしてしまうのは、本末転倒です。一方で、回答者は貯蓄500万円があり、毎月5万円を貯蓄に回しているとのことで、安定した家計管理ができているようです。「お得だから買う」という衝動を克服すると、さらに家計は安定しますよ。
ポイ活をする時の注意点としては、“ポイント倍増に惑わされない”ことです。「今日だけポイント○倍」「●●店でのお買い物で、さらにポイント○倍」などの広告を見ると、ポイントがザクザク貯まるイメージを抱きますよね。筆者もよく、これらの広告に惑わされそうになっています。ただ、こうした仕組みは、業者側の仕掛けともいえます。
無理なくポイ活を家計に取り入れるために、「欲しいものリスト」を作りましょう。そして、ポイント付与率が高い日に、そのリストの中の物だけを買います。決して、「これも一緒に買うとお得」といった誘いに乗らないようにしましょう。
もしどうしてもリストにないものが欲しくなったら、新たにリストに加え、次のお得な日に買うようにします。もちろん、それが本当に買うべきものかを常にチェックし、リストの更新も忘れないでください。
【福一由紀プロフィール】
ファイナンシャルプランナー(CFP/1級FP技能士)。大学卒業後システムエンジニアとして勤務。2人の子どもを出産し退職後FP資格を取得。女性のFP仲間とともに会社を設立し、セミナー、執筆、各種メディアへの企画監修、コンサルティングなどを行っている。All About 仕事・給与ガイド。
<調査概要>
節約の経験談に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年3月11日
調査対象:全国10~70代の250人(男性:57人、女性:190人、回答しない:3人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






