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元銀行員は見た! 老後破産しないための保険の使い方

将来に備えて生命保険や損害保険など、さまざまな保険に加入している人は多いでしょう。とはいえ、かけ過ぎて生活に支障が出てしまっては本末転倒です。老後破産を防ぐためには、どのように保険と向き合えばよいのでしょうか。元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。※サムネイル画像:PIXTA

飯田 道子

飯田 道子

金運アップ、ポジティブお金術 ガイド

ファイナンシャルプランナー(CFP®)

金融機関勤務を経てFP資格を取得。 各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。 どの金融機関にも属さない独立系FPです。

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老後破産、保険

老後破産で最も避けなければならないのは、過度な保険料の支払いです。そのためには定期的に保険を見直し、各種保険の特徴を理解したうえで、自分たちにとって本当に必要な保障・補償がどれくらいなのかを確認することが大切です(画像:amanaimages)


老後破産を防ぐためには、どのように保険と向き合えばよいのか、元銀行員の筆者と共に考えてみましょう。

保険の入り過ぎは老後破産の入口になる?

いざというときに備えて、保険でさまざまなリスクをカバーしている人は少なくありません。

生命保険だけを見ても、死亡保障のある定期保険や終身保険、年金保険、医療保険、がん保険、介護保険、所得補償保険など多岐にわたります。損害保険では、自動車保険や火災保険、地震保険などが代表的です。

保険の種類は非常に多く、「多く入っているほうが安心」と考えがちです。しかし、使えるお金には限りがあります。保険料の負担が重くなり、生活が圧迫されてしまっては意味がありません。

定年退職という節目は見直しのタイミング

老後は収入が限られるため、現役時代と同じ保険料を払い続けることが難しくなるケースもあります。定年退職は、保険を見直す大きなタイミングです。

たとえば、子どもが独立している、住宅ローンが完済しているといった場合、加入当初よりも大きな死亡保障が必要ないこともあります。複数の保険に加入しているなら、解約や保障額の減額を検討してもよいでしょう。

年金保険はすでに払い込みが終了しているケースも多いですが、介護保険については公的介護保険とのバランスを踏まえ、本当に必要な保障なのかを見極めることが重要です。

医療保険やがん保険は、年齢を重ねるほどリスクが高まる分、備えとしての意味合いは大きくなります。ただし、医療保険の特約でがん保障を付けられる場合もありますので、別途加入するのか、特約で備えるのかをシミュレーションして判断するとよいでしょう。

自動車保険も見直しが必要な保険の1つです。運転者の年齢条件や家族構成、車の買い替えなどによって保険料は変わります。ネット型保険は保険料が抑えられる場合もありますが、補償内容やサービスを十分に確認したうえで選ぶことが大切です。

火災保険や地震保険についても、「なんとなく加入している」ケースが見られます。持ち家か賃貸か、建物の用途や築年数、地域によって必要な補償は異なります。現在の契約内容が適正かどうか、一度確認してみましょう。なお、地震保険は火災保険に加入していなければ契約できない点にも注意が必要です。
 

保険でお金を借りるという選択肢

終身保険など解約返戻金のある保険では、「契約者貸付」といって保険を解約せずにお金を借りられる制度があります。審査が不要で比較的低金利というメリットがありますが、返済が滞ると保険が失効する可能性があります。また、借入中に保険金を受け取る場合、受取額が減ることもあります。

便利な制度ではありますが、返済できる見通しがあるのかを十分に考えたうえで利用する必要があります。

保険は「入り続けるもの」ではなく「見直すもの」

保険は安心を買う商品ですが、入り続けることが目的ではありません。老後のお金を守るためには、「必要な保障だけを持つ」という視点が欠かせません。元銀行員としても、老後資金は増やす前にまず守ることが重要だと感じています。保険料が家計を圧迫していないか、今一度確認してみてはいかがでしょうか。
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