ゆうちょ銀行は、一般的な銀行の普通預金にあたる「通常貯金」の金利を、2026年8月10日(月)から年0.4%へ引き上げます。これまでの年0.3%から、さらに0.1%の上乗せです。
「たった0.1%?」そう感じた方も多いかもしれません。けれど、長く「ほぼ金利ゼロ」が続いてきた通常貯金にとって、この0.1%アップはうれしいニュースです。
今回は、仮に100万円を通常貯金に1年間預けた場合の利息が、現在とこれからでいくら変わるのかを確認してみましょう。

ゆうちょ銀行の通常貯金に100万円を1年預けたら?金利アップ後の税引き後の利息はいくら増える?
ゆうちょ銀行の通常貯金に100万円を1年預けた場合、受取利息がどの程度変わるのか、税引き後で確認してみましょう。なお、利息には一律20.315%の税金がかかります。
【通常貯金】
・2026年8月9日まで:金利0.3%……約2391円(税引き後)
・2026年8月10日から:金利0.4%……約3188円(税引き後)
・金利引き上げによる増加額:約797円(税引き後)
※上記は、金利・残高が1年間変わらなかった場合の単純計算です。
ゆうちょ銀行の通常貯金金利は、2024年9月に年0.02%から年0.1%へ、2025年3月には年0.2%、2026年2月に年0.3%へと段階的に引き上げられてきました。
かつての低金利時代には、通常貯金は「利息はほとんど付かないもの」と受け止められてきましたが、金利引き上げが進んだことで、わずかながらも利息を意識できる預け先へと変わりつつあります。
参照:ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げのお知らせ」
ゆうちょ銀行の通常貯金の特徴を確認しよう
ゆうちょ銀行の通常貯金は、給与や年金の受け取り、公共料金の支払いなどに使う「おサイフ代わり」の口座です。主な特徴を確認しておきましょう。
●全国どこでも使える利便性
ゆうちょ銀行は、都市部から地方までATMや窓口が幅広く整備されています。転勤や引っ越しがあっても、口座を変えずに使い続けられる点は、大きな強みといえるでしょう。
●手数料の安さ
ゆうちょ銀行店舗内や郵便局内に設置しているATMでは、曜日や時間帯にかかわらず、通常貯金の入出金手数料が無料です。
ただし、ファミリーマート内にある小型ATMや駅・ショッピングセンターなどに設置されている一部のATMでは、平日8:45~18:00および土曜日9:00~14:00の時間帯のみ手数料が無料となります。これ以外の時間帯に利用すると、1回につき110円(税込み)の手数料がかかるため注意しましょう。
●資金の預入期間に制限なし
通常貯金は、預入期間の制限はなく、1円以上(1円単位)から預け入れが可能です。
●家計管理に役立つ機能
「ゆうちょ通帳アプリ」を利用すれば、通常貯金の残高や入出金がスマートフォンで確認でき、家計管理に役立ちます。
●定期貯金や定額貯金へ自動積立が可能
通常貯金から自動的・定期的に定額貯金や定期貯金に預入することもできます。どちらも1000円から始められるので、無理なく貯金習慣が身に付きます。
まとめ
ゆうちょ銀行の通常貯金の金利は、2026年8月10日から年0.4%へ引き上げられます。100万円を1年間預けた場合の税引き後の利息は約3188円となり、超低金利時代と比べれば大きな前進といえるでしょう。とはいえ物価上昇が続く現在では、普通預金の利息だけで資産を大きく増やすことは簡単ではありません。
ゆうちょ銀行は、給与や年金の受け取り、公共料金の引き落としなど、日常使いの口座として高い利便性があります。一方、当面使う予定のない資金は、高金利の定期預金や個人向け国債を活用するのも1つの方法です。さらに、10年以上使う予定のない余裕資金であれば、NISAなどを利用した長期・積立・分散投資も選択肢になります。
金利がある時代になった今だからこそ、お金の目的に応じて預け先を使い分けるという視点で、「お金の置き場所」を見直してみましょう。
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