確かに買い過ぎは家計を圧迫しますが、実はその逆、つまり「モノを減らし過ぎていること」がお金の巡りを悪くしてしまうケースもあります。
モノを減らすといえばミニマリストですが、必要なモノを選び抜くミニマリストと、「なんでもいい」「最低限でいい」と諦めて持たない人は、似ているようで大きく違います。
今回は、モノを持たなさ過ぎることで起こりやすい、家計の落とし穴を整理してみましょう。
「節約」を理由に、必要なモノまで遠ざけてしまう
一生貧乏になりやすいのは、過度な我慢を優先し、生活に必要な道具まで削ってしまう人です。「高いからやめておこう」「なくても何とかなる」と判断し続けた結果、家事の負担を減らす家電や、仕事や学びを効率化するアイテム、身だしなみを整えるための最低限の持ち物まで遠ざけてしまいます。
また、「とりあえず安いモノでいい」という妥協が習慣化し、自分に本当にあったモノを選ぶ視点が弱くなっているケースも少なくありません。この状態が続くと、生活の質を下げながらも、その不便さに気づかなくなってしまいます。
生活効率の低下と、将来への投資のストップ
モノを持たなさ過ぎると、短期的には支出が減ったように見えますが、長期的にはかえって損をすることが多くあります。まず、生活の効率が下がります。 時短家電や使いやすい道具を避けることで、家事や作業に余計な時間と手間がかかり、「自分の時間」という大切な資源を失いやすくなります。
次に、自分への投資が止まります。 学びに必要な環境や本、身だしなみを整える費用まで削ると、成長の機会や仕事のチャンスを逃し、将来の収入面にも悪影響を及ぼします。
さらに、生活コストがかえって上がることもあります。調理器具をそろえないせいで外食が増えたり、手入れ道具がないために服や靴を早く傷めて買い直したりと、「節約のための我慢」が結果として割高な支出を招いてしまう場合があります。
「自分を助ける道具」としてモノを選ぶ
お金が貯まる人は、モノを単なる「消費」ではなく、自分の時間や労力を助けるための「投資(道具)」として考えています。値段の安さではなく、「自分の暮らしをどう支えてくれるか」を基準に選んでいるのです。納得感のある買い物をし、家計を安定させるポイントは3つです。
・我慢ではなく、目的にあったモノを選ぶ
・長く使える、自分にとって心地よいモノを選ぶ
・自分の時間や成長を助けるモノは削り過ぎない
「なんでもいい」を卒業し、「自分にとってちょうどいい」を考えること。その視点に切り替えるだけで、暮らしの満足度が上がり、お金の使い方も自然と安定していきます。
モノを持たないこと自体が悪いわけではありません。しかし、その基準が「諦め」になっているなら要注意。必要なモノを適切に持つことは、一生貧乏を避けるための、立派な家計管理の一部なのです。








