無回転シュートを蹴りやすいシューズの仕組み
ミズノは、特殊な素材をシューズのアッパーの甲内側に配置することで「無回転シュートを蹴りやすいシューズ」を実現したのです。図3の赤丸で囲っているところが、組み込まれている特殊な素材です。 この特殊な素材の部分でボールを強く蹴ると、特殊な素材の効果によりボールがほとんど回転しない無回転シュートを蹴ることができるという仕組みです。赤丸で囲っている部分以外で蹴れば、通常のシュートを蹴ることもできます。
この特殊な素材は、さまざま材料で実験を行った結果、人がボールを強く蹴ったときにボールの回転数が110rpm以下に絶妙に収まるような材料でできています。
これにより、プロ選手でなくても無回転シュートを蹴ることができるようになり、これを特許としてミズノが取得しているのです(特許第4886922号)。
そしてこの特許をもとに作られたシューズが、ミズノの「IGNITUS(イグニタス)」シリーズで、本田圭佑選手が長年愛用していました。
実はこのように、サッカーシューズのアッパーにさまざまな工夫を凝らすことで、無回転シュートを蹴りやすくしたり、強いシュートを蹴ることができるようにしたり、ボールコントロールがしやすくしたりするといった特許は多く生み出されています。そして、特許技術を用いたシューズを一流のプレーヤーたちも使用していたりします。
6月に行われるW杯に向けて、メーカー各社は新しいシューズの開発を進めていることでしょう。もしかしたら、今後あっと驚くようなシューズが出てくるかもしれませんから、そういった点も含めて楽しみです。
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