お金持ちの「間食」って?(画像:PIXTA)
最近、アメリカの実業家(イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグなど)は、細マッチョだったり、ムキムキだったり、体を鍛えているひとも多く、かなり健康意識が強そうです。
だから、筆者もなんとなく、「お金持ちは食事に対してもストイック」というイメージがありました。
とはいえ、人間、生きていれば誰だって小腹が空きます。実はお金持ちも貧乏な人と同じように間食をしますが、最も違うのはその「質」ということが分かってきました。
お金持ちも「間食」する
例えば、お金持ちは添加糖(キャンディーや甘い飲み物など)をあまり摂取しない傾向があります。米国CDCの調査によると、最低所得層の女性はカロリーの15.7%を添加糖から摂取しているのに対し、最高所得層はわずか11.6%でした(1)。
さらに別の大規模調査では、低所得層の成人は1日80.4gの添加糖を摂取する一方、高所得層は65.3gと約23%も少ないことがわかっています(2)。
加工肉(ハムやソーセージなど)についても同様の傾向がありました。
英国の国民食事栄養調査(NDNS)では、管理職・専門職の人は現場作業職の人と比べて、1000kcalあたりの加工肉消費量が約28%少ないことが確認されています(3)。
加工肉に関しては、所得以上に「学歴が関係しているんじゃないか?」という見方もあるようですが、加工肉には多く塩分が含まれているなど不健康なところもあるので、注意が必要です。
仕事の合間にチョコレート、小腹が空いたらポテチ……。筆者も深夜にカップラーメンを食べることがありますが、疲れている時ほど、手軽でおいしいものに手が伸びてしまいますよね。
お金持ちは「ジャンクな間食」をどう避けている?
要するに「お金持ちも間食はするが、日常的にはジャンキーな間食を避ける傾向がある」ということですね。もちろん、この話には「貧乏だからジャンクフードを食べるのか、ジャンクフードを食べるから貧乏になるのか、どっち?」という問題もあります。
筆者としては「どちらもありそうだな」と感じていて、砂糖や塩の添加で保存が効くようになりますし、だからこそジャンクフードの方が安く買えます。
だから「貧乏だからジャンクフードを食べるのだ」と考えられますが、実は「不健康な食習慣が貧乏につながる」という研究成果もある(4)ので、改善できるならした方がよいでしょう。
ただ、チョコレートやポテトチップス、カップラーメンの美味しさには抗い難いので、例えば金曜日の夜など、「今週1週間は頑張った!」というご褒美に、好きなように食べてもよいチートデイを作ったりしています。
ジャンクフードを習慣的に口に入れないためには?
その代わり、筆者は「家にあるから食べてしまう」ということがよくあるので、普段は「ポテトチップを家に買い置かない」ように気を付けています。あとは、どうしても口寂しい時にはコーヒーを飲んだり、紅茶を飲んだり、砂糖や塩を使っていない、けれど味のある飲み物を飲んで誤魔化すこともよくあります。
ちなみに、喫煙や飲酒をしている人は塩っぱいものを食べたがる(5)、という傾向もあるそうで、塩っぱいものを食べ過ぎてしまう方は、喫煙・飲酒の頻度も減らすとよいかもしれません。
初めのうちは口寂しいかもしれませんが、慣れてくると「砂糖や塩を取らない時間」が当たり前になってきて、自然と健康的な食習慣が身につくのでおすすめです。
●参考文献
1. Ervin RB, Ogden CL. "Consumption of Added Sugars Among U.S. Adults, 2005–2010." NCHS Data Brief No. 122, CDC, May 2013.
2. Ricciuto L, et al. "Sources of Added Sugars Intake Among the U.S. Population: Analysis by Selected Sociodemographic Factors Using the National Health and Nutrition Examination Survey 2011–18." Frontiers in Nutrition, June 2021.
3. Clonan A, et al. "Socioeconomic and demographic drivers of red and processed meat consumption: implications for health and environmental sustainability." Proceedings of the Nutrition Society, 2016.
4. Onanuga OT, et al. "The Interplay of Dietary Habits, Economic Factors, and Globalization: Assessing the Role of Institutional Quality." Nutrients, September 2024.
5. Ma J, Lee YK. "The effects of cigarette smoking and alcohol drinking on salty taste preferences." Nutrition Research and Practice, 2023.







