南太平洋というと、それだけで高嶺の花というイメージがありますよね。でも、違うんですよー。これから夏(南半球ですから、日本の冬が夏にあたるのです。9月中旬~12月初旬がベスト)の旅行シーズンに突入するというのに、6日間10万円以下、それも7万円台からもツアーがあるのです。で、ベストシーズン直前のニューカレドニアについて、安上がりな滞在法と狙い目情報をいくつかピックアップ。これからの季節、フランボワイヤン(火炎樹)が一斉に咲き誇り、ヌーメアの街が真っ赤に染まる美しい光景が目にできます。
●現地滞在費を節約
食費が意外とかかってしまうのです。ディナーとなると、一人3000円はかかってしまいます。食事はフレンチがやはりフランス領のせいか、美味なのですが、毎日大判振る舞いするわけにもいきません……。そこでキッチンがついたコンドミニアムを利用しましょう。ホテル・ル・ラゴンやカサ・デル・ソル・ホテル、マリナビーチホテルなどには簡単なキッチンがついていて、自炊すれば節約することができます。朝市でローカルたちと交流しながら、新鮮な食材を仕入れつつ、朝市内のカフェで朝食を済ませるのもテ。小さな冒険気分を味わえるし、朝食代も安く上げられますヨ。
●フランス・ブランドの買いモノは狙い目!
南太平洋のビーチリゾートの中ではお買い物が楽しいニューカレドニア。やはりフランス領のメリットを生かして、母国フランス・ブランドを攻めてみると掘り出し物と出会えたりします。たとえば、エルメス、アガタ、クーカイ。本国フランスとほぼ同時期に新作が並びますし、日本よりもダンゼン安いのです。エルメスにはニューカレドニア・バージョンのスカーフも並んでいます。旅の記念にぜひ。また、アガタでは購入した品の修理を日本のアガタでも行ってもらえるそうです。コスメを買うならマルレーヌ。フランス・ブランドのディオール、シャネル、クラランスなどが狙い目です。
●“天国に近い~”は離島
ニューカレドニアへ行ったら、ぜひ離島へ!小説『天国に近い島』で知られるニューカレドニア。そのお話の舞台はウベア島です。ウベア島は全長35km、狭いところで幅5~6mの弓状の島。南端のムリ橋に佇めば、弓のツル部分を縁取るように続く白砂ビーチを一望にできます。それはもう圧巻!近年ホテル”パラディ・ド・ウベア”が登場しましたが、それでもカーズと呼ばれる草葺きの民家が建ち並ぶの南洋の田舎です。
ヌーメアから1日ツアーが出ている島はイル・デ・パンやアメデ灯台などがあります。また、ヌーメアでありながら穴場的なビーチはヌー島のクエンドビーチ。ちょっと足を延ばしてみると、印象がまた、変わりますヨ。
ニューカレドニアのおすすめビーチ
●ダイビングはマンタにジュゴン、水中鍾乳石も
ニューカレドニア(ヌーメア)のダイビングといえば、11月末~3月に“ブーラリパス”に現れるマンタがハイライト。背も腹も黒いブラックマンタが出没することも。また、セシュクロワッサンリーフ付近では3~5月になんとジュゴン! また、人気ポイントである“テパバ”ではギンガメアジやバラクーダなどの回遊魚に加えて、運がよければ水中でイルカと出会えるかも。
そして、ちょっと変わった体験を味わえるのが、ヌーメアから船で2時間の“プロニー湾”。ここでは水中温泉と水中鍾乳石が見られるそうです。これは初耳で、潜ってみたいなー。おまけにニューカレドニアの冬シーズン時にはホエールウォッチングツアーも開催されています。
ヌメアダイビング Noumea Diving
●ニューカレドニアのツアー
以下はエイビーネットに掲載されている9月のツアー料金です。
てるみくらぶ 5日間 7.48万円~
エス・ティ・ワールド 5日間 8.28万円~
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。