安近短でおなじみのビーチリゾート、サイパン。今回、『子どもと一緒に海外旅行』誌の取材でサイパンを訪れ、小さな子供を連れたファミリーの視点で見てみると、なんて好条件の揃ったビーチリゾートなのだろうと目からウロコがポロポロ落ちてしまいました。
まず、近い。サイパンへの直行便は成田・関空・名古屋から出ていますが、所要時間は約3.5時間。子ども連れでいちばんハードルが高い飛行機移動もあっという間です。機内ではキッズミールが大人の食事よりも先にサーブされるので、子どもを食べさせてから、パパ&ママは落ち着いて機内食を食べられます。各航空会社では子ども向けサービスとしてオモチャなどを用意しているので、ごはんを食べた後は遊んでいるうちに到着できるという仕組み。そしてサイパンには“食べる・遊ぶ・寝る”、どれも子ども連れに対して理解が深いスポットが揃っています。ここでは第一弾として、“食べる”のおすすめスポットを紹介したいと思います。ちなみに写真に登場しているのは、モデルをやっていただいた福井さんご一家です。
サイパンで食べる
レストランがおもに集中しているのは、ガラパン地区。子供用のイスやキッズメニューを用意しているケースが多く、おまけに料理の待ち時間も飽きさせないようにと、ぬり絵をプレゼントしてくれることもあります。また、ホテルへ無料送迎を行っているレストランも多く、ガラパン地区から離れたホテルでも気軽に利用できます(子ども連れにおすすめのホテル、P.I.C.サイパンは南端、マリアナ・リゾート&スパは北端と、離れているけれど大丈夫)。この送迎サービスはかなり活用させてもらいました。また、レストランに出かけるのが面倒なときは、ジョーテン・ハファダイ・ショッピングセンターやメイテツなどのスーパー・マーケットでおにぎりやサンドイッチを買い込んで、客室で食事するのも、他のお客への気遣いもしないですむし、倹約にもなります。以下、おすすめレストランをご紹介します。
●みつえレストラン
コンセプトは“サイパンのおふくろの味”。郷土のチャモロ料理を日本人の舌に合うようにアレンジしたメニューや、新鮮なシーフードが美味です。牛肉のたたきのようなビーフ・ケラグェンやヤシの実をつぶしたアピギギなどのチャモロコースや、サイパンで獲れた五色エビを丸ごと1匹サーブするデラックスシーフードコースが各US$40。予算に応じてUS$20からメニューをアレンジしてくれます。余談ですが、カツオのルイベが激ウマでした。10歳未満対象のキッズミール(US$6)はお顔おにぎりやエビフライ、甘めの卵焼き、ハンバーグなどがセットになっています。送迎あり。
問合せ/みつえレストラン TEL〈1‐670〉235‐7102
●ハミルトンズ・バー&レストラン
夜はオシャレなバーですが、実はキッズメニューがなんと9種類もあります。マカロニやチーズを使ったメニューやハンバーガー、サンドイッチなどが好評。しかも、大人一人につき、5歳以下は一人無料。6~12歳は一品均一US$5.95。送迎サービスあり。
問合せ先/ハミルトンズ・バー&レストランTEL〈1‐670〉234‐7251
●ハードロック・カフェ・サイパン
“リトル・ロッカー・クラブ”と題して子ども向けサービスを用意しています。ポップなイラストのぬり絵や、キッズメニューも5種類のバリエーションがあります。また、キッズメニューをオーダーするごとにスタンプを1個押してくれて、3個集めた方に“リタ・ミニ・ベアー”をプレゼント。DFSの送迎サービスあり。
問合せ先/ハードロック・カフェ・サイパン TEL〈1‐670〉233‐7625