今回はAll About編集部が実施した「ノートパソコン」に関するアンケートから、「今使っているノートパソコン」の結果を紹介しつつ、All About ノートパソコンガイドの上倉賢さんが、それぞれのメーカーの特徴、おすすめのユーザー層を解説します。
2位:富士通/票数51票
2位は「富士通」でした。日本の大手電機メーカーであり、「FMV」や「LIFEBOOK」シリーズで知られています。家ナカでの持ち運びに適したモデル、大画面モデルなど、ラインアップの幅広さが特徴です。国内メーカーとしての信頼感やサポートの手厚さも強みとされています。回答者に富士通を選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
「軽い、カスタムメイドできて、予算や目的に合わせて自分好みにできるから」(40代女性/長崎県)
「長年使用して信頼出来るから」(30代男性/東京都)
「一番最初に買ったパソコンが富士通で、使い勝手がいいので、ずっと富士通のものを選んでいます」(50代女性/埼玉県)
「国産で信頼できると思ったからです」(20代男性/東京都)
1位:Apple/票数56票
1位は「Apple」でした。独自のOS「macOS」を搭載した「MacBook Air」や「MacBook Pro」を展開しています。洗練されたデザインと、Apple Silicon Mシリーズなどの自社開発プロセッサによる高いパフォーマンスが特徴です。また、iPhoneやiPadなど他のApple製品とのシームレスな連携機能も支持される理由の1つです。回答者にAppleを選んだ理由を聞くと、以下のような声が寄せられました。
「使いやすいしデザインが好き」(40代男性/茨城県)
「iphoneとの連携が良いから」(50代男性/北海道)
「iPhoneとiPadを使っているため、他端末との連携を重視してMacにしている」(30代女性/石川県)
「オシャレだから」(30代男性/大阪府)
専門家の解説
1、2位に選ばれた「Apple」「富士通」について、All About ノートパソコンガイドの上倉さんにお聞きしました。上倉:2位の「富士通」は日本の老舗PCメーカーというだけなく、以前からさまざまな施策を積極的に展開し、個人向けのシェアを着実に伸ばしています。2025年には個人向けブランドを「FMV」に一新し、「FMV Note U」で圧倒的な世界最軽量、「FMV Note C」でZ世代向けの新製品を展開し、機能やデザイン面でもかなり攻めた製品を提供しています。
ハードウェアだけでなく、独自のAI機能「ふくまろ」や個人向けの各種サポートサービスも充実しており、長年の取り組みの結果が出たようです。
1位の「Apple」の「Mac」シリーズは、長期間個人で愛用する方も多いため、個人向けのシェアが高いです。日本国内のスマートフォンのシェアはiPhoneが圧倒的で、その他の周辺機器も含めたAppleプラットフォームの使い勝手の良さは他にはない魅力になります。
OSがWindowsではないためMacではソフトの互換性が問題になりますが、個人向けではゲーム以外にはほとんど問題になりません。iPhoneを使っている場合、パソコンも同じAppleのMacにすると、デザイン含めた統一感と使い勝手が魅力と感じる方が多いと思います。
>9位までの全ランキング結果を見る
【上倉賢プロフィール】
All About ノートパソコンガイド。個人的に欲しいパソコンの情報をまとめるため、1995年頃からノートパソコン専門サイトを開設。インターネット黎明期の1990年代から、ノートパソコンを中心にパーソナルコンピューティングに関する国内外での取材、記事執筆活動を行っている。
<調査概要>
調査名: 「ノートパソコン」に関するアンケート
調査方法: インターネットアンケート
調査期間: 2025年10月24~27日
調査対象: 全国10~70代の300人(男性:125人、女性:172人、回答しない:3人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています







