国債・債券

【2025年11月7日から募集開始】個人向け国債・固定3年を金利0.99%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?

2025年11月7日から募集開始した個人向け国債・固定3年(第186回債)の金利は「0.99%」。個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのかを解説します。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

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2025年11月7日から募集開始した個人向け国債・固定3年(第186回債)の金利は「0.99%」です。今回は、個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのかを解説します。
個人向け国債・固定3年を金利0.99%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages

個人向け国債・固定3年を金利0.99%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages

個人向け国債・固定3年を「金利0.99%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?

個人向け国債・固定3年(金利0.99%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×0.99%×1/2(半年間であるため)=4950円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1005円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・固定3年を金利0.99%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「4950円-1005円=3945円」となります。

参照:固定3年「第186回債」 財務省

個人向け国債「固定3年」を活用するには?

個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があります。この中で、固定3年はやや人気が低め。理由の1つは、金利が他のタイプより低く設定されているからかもしれません。しかし、固定3年ならではの活用方法もあります。

●3年後に使う予定資金の“置き場所”として適している
「教育費」「リフォーム費」「旅行資金」など、数年後に使う予定があるお金を安全に預けておけるのが固定3年の魅力です。

元本保証があり、普通預金より利息が高めなので、“使うまでの待機資金”を減らさずに守れます。

20~50代の現役世代にとっては、住宅購入の頭金、子どもの学費など、数年先に必要になるまとまった資金を預けておくのに適しています。

また、60代以降は、子どもや孫への援助資金、老後に適した住まいのためのリフォーム、車の買い替え、医療費などの“もしも”の出費に備えるための預け先におすすめです。

●金利変動の影響を受けず、確実に利息を受け取れる
購入時点の金利が3年間そのまま続くため、将来の金利動向に影響されず、受け取れる利息が明確。「短期間で確実にいくら増えるか」が分かるため、資産管理がしやすいのも魅力です。

●投資初心者でも始めやすい
「10年は長い、少しだけでも増やせればいい」と思う方にとって、3年という期間は無理のないスタートライン。投資の入門にも適しています。

これを機会に始めてみようと思った方は、取扱金融機関が全国に883カ所(2025年10月時点)ありますので、チェックしてみましょう。

全ての取扱金融機関一覧 財務省

解約(中途換金)はできる?

個人向け国債は、固定3年、変動10年、固定5年の全てにおいて購入から1年間だけは解約(中途換金)できません。しかし、それ以降は1万円単位で中途換金が可能です。「急な出費ができたらどうしよう」という不安にも対応できます。中途換金するときは、「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれる点に注意しましょう。

なお、特例として購入から1年未満の場合でも、以下の場合であれば中途換金が認められます。

・口座名義人が亡くなった場合
相続人の方による中途換金が可能。申請の際には、相続人たる地位を証明する書類などが必要です。

・災害救助法が適用される大規模災害で被害を受けた場合
災害救助法が適用された市区町村に居住されている口座名義人による中途換金が可能。申請の際には、罹災証明書、罹災届出証明書といった公的機関が証明する書類などが必要。

いずれの場合も詳しい手続きについては、口座を開設されている取扱機関へお尋ねください。

参照:個人向け国債の中途換金についてのよくある質問 財務省

まとめ

例えば、旅行、住まいのリフォーム、趣味のための資金など、近い将来の使い道を意識することで、自然とお金の管理にメリハリがつきます。

“3年後にどんなお金が必要になるか?という近い将来のライフイベント”を考えるきっかけとして、個人向け国債の「固定3年」は、ちょうどいい選択肢となるでしょう。
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