高市首相が身に着けるアクセサリー、バッグ、シューズ、スーツ、文房具などのブランドはすぐさま特定され、“サナ活”というワードも散見されるようになりました。高市首相の愛用品の多くは国産品であることも好感を呼び、すでに売り切れとなった商品もあります。
高市首相の外交デビューを印象付けた「白いジャケット」
高市首相のファッションは上品さと親しみやすさのバランスが絶妙です。マレーシアで開催されたASEAN首脳会談では、白いジャケット姿の高市首相が中央に位置し、鮮烈な外交デビューを果たしました。
白いジャケットを身に着ける高市首相(画像出典:高市首相公式X)
また、真っ白ではなく、アイボリーホワイトを選んだことも好印象のポイントです。真っ白は、清潔感・知性・モード感・特別感を兼ね備えていますが、最もピュアな色なので印象が強すぎることも。白の持つ清潔感にアイボリー特有の温かみが加わり、上品で柔らかく、洗練された印象を与えます。
高市首相が愛用する定番色と「メラビアンの法則」
高市首相は鮮やかな「サッチャーブルー」を身に着けることもありますが、黒、白、グレー、ネイビー、グレージュなど、ワークスタイルの定番色も愛用しています。
高市首相が愛用する「サッチャーブルー」(画像出典:高市首相公式X)
心理学において、発言内容(言語情報)と外見(視覚情報)の関係は「メラビアンの法則」によって説明されます。発言内容と外見の間に矛盾がある場合、聞き手は発言内容よりも外見から伝わる非言語的な情報を信用する傾向が強くなります。発言内容と外見に矛盾がないようにすることが重要なのです。
高市首相の「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」という宣言は物議を醸しましたが、高い支持率を得ているのは、発言内容と外見(ワークスタイルの定番色が与える印象)が一致していることも一因でしょう。
親近感を抱かせる黒いトートバッグ
私たちは、自分と共通点が多い人に親近感を抱き、心理学では「類似性の法則」と呼びます。親近感は、価値観や経歴などさまざまな共通点によって生じますが、外見も重要な要素の1つです。私たちが使う仕事用のバッグやパンプスは、黒が定番。高市首相もバッグやパンプスは黒を愛用しています。中でも、濱野皮革工藝の「グレース ディライトトート」(税込13万6400円)は、“サナ活”を象徴するアイテムとして注目されています。
仕事をする女性にとって、A4の書類やノートパソコンが入るサイズのバッグは必需品。牛革100%ながら700gと軽いので、重い荷物をスマートに持ち運べます。カラーバリエーションは全部で8色ありますが、高市首相の愛用品は黒。高市首相がグレース ディライトトートをさっそうと持つ姿を見ると、「自分も使ってみたい!」と思う人は少なくないでしょう。
アクセサリーを際立たせるネックライン
私たちにとって、最もなじみのある宝石はパールでしょう。あこや真珠の粒の大きさは5~9mmが一般的で、冠婚葬祭に用いられる定番サイズは7.5mm前後。白蝶真珠は10~15mmが一般的ですが、20mmを超えるものもあります。高市首相が愛用するあこや真珠は8mm以上、白蝶真珠は15mm以上ではないかと言われています。「宝石は縮む」と言われるように、宝石は年齢を重ねるにつれて小さくなったように感じられます。大粒パールがとてもよく似合うのは、年齢や首相という地位に相応しいサイズを選んでいるからでしょう。
大粒パールがよく似合う高市首相(画像出典:首相官邸公式X)
第一印象を決めるのはジャケットの色。顔周りに輝きを添える白いパールのネックレスとともに、高市首相の表情に視線が引きつけられていきます。外見の色づかいは私たちと共通点が多いけれど、高市首相は独自のスタイルを作り上げています。まねしたくなるから、“サナ活”という現象が生まれるのでしょう。
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