「もみじの間から富士山が見える」もみじトンネル
河口湖の北側、湖北ビューライン(県道21号)沿いにある人気の紅葉スポットです。約150mにわたってもみじが道路に覆いかぶさり、トンネルを思わせることからこの名がついています。道路から河口湖側を見ると、もみじと富士山が同時に見え、場所によってはまるでもみじが富士山を飾るフレームのよう。秋が深まり雪化粧をした富士山、穏やかな河口湖、そこに燃えるようなもみじの赤が重なると、一気に華やかさが増します。
観光パンフレットやSNSでもよく見る定番の景色ですが、定番になるのも納得。誰が見ても感動する日本の秋らしい美しさだと思います。
駐車場は10台ほどと少ないのでシーズン中はすぐに満車になるので、できれば平日がおすすめ。ドライブでも車窓から紅葉を楽しめます。
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「富士山の雄大な広がりを感じられる」FUJIYAMAツインテラス
笛吹市の新道峠にある「FUJIYAMAツインテラス」は、2021年にオープンした展望スポット。筆者は秋の澄んだ空気の中で訪れるのが好きです。富士山頂から山麓までを一望でき、ここまでの開放感や富士山の雄大な広がりを感じられる場所は、なかなかありません。新道峠から見える富士山は松竹映画のオープニングロゴにも使われており、ここから見る富士山の形の美しさに惚れ惚れします。
シャトルバスで標高約1600mの展望台へ行き、階段を上りきった先に広がるこの景色に思わず「おお~」と声が出てしまいます。目の前をさえぎるものはなく、正面に富士山、眼下には河口湖、さらにシーズンには木々の紅葉が一気に目に飛び込んできます。
テラスは自撮り用スマホ台のあるセカンドテラスと広々としたファーストテラスの2つがあります。
「茅葺き屋根の背後に富士山がそびえる」いやしの里根場
台風によって土石流が直撃し、1966年に消滅した集落を再生したのが「いやしの里根場(ねんば)」です。かつて「日本一美しい集落」と称された根場地区。
その理由が、秋はとくによくわかります。茅葺き屋根の家々が点在する集落の背後に富士山がそびえ、赤や黄色に色づいた木々が秋のやわらかな光の中で輝きます。
再生された集落は、まるで昔話の世界に入り込んだような、日本の原風景そのもの。実際に人々が暮らしていた場所だと思うと、なおさら胸に迫るものがあります。 時間もゆっくり流れているようで、秋の気持ちのよい空気の中で歩くのにぴったり。
集落内では工芸体験や食事も楽しめます。とくに華やかな場所ではありませんが、じっくり秋を楽しみたい人にぴったりです。










