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【世界陸上】実は600超の“特許技術”が使われている!? 「Oakley」のサングラスが選手らに愛される理由

【“特許”という視点から見る世界陸上 #5】東京2025世界陸上の男子400m走で、見事6位に輝いた中島佑気ジョセフ選手は、「Oakley」のサングラスを着用して走っていました。今回はその「Oakley」の優れたテクノロジーについて解説します。※写真:長田洋平/アフロスポーツ

藤枝 秀幸

藤枝 秀幸

弁理士 ガイド

弁理士・行政書士。IT会社等でのプログラマ・SEとしてのシステム開発等を経て、2009年に当事務所(現:藤枝知財法務事務所)を開業。現在はIT分野やエンタメ分野のクライアント様を中心に契約書業務や知的財産業務を日々行わせて頂いております。

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男子400mで日本新記録を出した中島佑気ジョセフ選手。今回は中島選手が着用していたサングラスにフォーカスします ※写真:長田洋平/アフロスポーツ

男子400mで日本新記録を出した中島佑気ジョセフ選手。今回は中島選手が着用していたサングラスにフォーカスします ※写真:長田洋平/アフロスポーツ

連日熱戦が繰り広げられた東京2025世界陸上。実は選手の活躍の裏に「特許技術」が影響していたことは、あまり知られていないかもしれません。今回は9月18日に行われた「男子400m走」で、見事6位入賞を果たした中島佑気ジョセフ選手が着用していた“サングラス”にフォーカス。自身もフルマラソンを走るなど大の陸上好きである弁理士の筆者が、このサングラスに用いられているさまざまな特許について解説します。

中島選手が着用していたサングラス

9月18日の夜、まだ気温も高い中で行われた男子400m走の決勝で、日本代表の中島佑気ジョセフ選手が見事に日本史上最高位の6位に輝きました。

14日の予選で日本新記録を出し準決勝に進出し、準決勝でも3組で2着に入って決勝に進出した勢いそのままに、決勝で6位という素晴らしい結果でした。

そんな中島選手が、“サングラス”を着用しながら走っていたことは、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
男子400m走でサングラスをして走る中島ジョセフ選手※画像:中島ジョセフ選手Instagram

男子400m走でサングラスをして走る中島選手 ※画像:中島選手 Instagram

普段はメガネなどをかけていない中島選手が着用していたサングラスは、「Oakley」のサングラスです。一度はその名前を聞いたことがあるという人も多いでしょう。

大谷翔平選手をはじめ、さまざまなスポーツ選手や著名人が着用しており、今回の2025世界陸上でも競歩やマラソンなどの長距離種目で着用している選手が多く見受けられました。

そんな有名なOakleyのサングラスですが、何がどう優れているのかということは、意外と知られていないのではないでしょうか。

>次ページ:600を超える特許技術がOakleyに用いられている
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