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今「iPhone 5s」「iPhone 6」が売れ筋!? メルカリで中古スマホを賢く売るヒント

Appleから2025年は「iPhone 17」シリーズが発売されました。しかし新機種は高額なため、お手頃な中古スマホへの買い替えを検討する人も多いようです。この記事では、メルカリで中古スマホを売るヒントを解説していきます。※画像:筆者撮影

川崎 さちえ

川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークション ガイド

ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。

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メルカリでは、古い機種も人気になっている

メルカリでは、古い機種も人気になっている ※画像:筆者撮影

毎年新しいiPhoneモデルを発表しているAppleから、2025年は「iPhone 17」シリーズが発売されました。新しい機種は魅力的なものの価格が非常に高いため、中古機種への買い替えを検討する人も少なくありません。本記事では、メルカリが発表したトレンド通信をもとに、中古スマホを賢く売るヒントを解説します。
<目次>

実は今「中古スマホ」がアツい!

メルカリが発表したトレンド通信によると、2024年度の中古スマートフォン販売台数はなんと321万4000台。前年度比17.7%増となり、6年連続で過去最高を更新しています。理由として、新品のスマホ価格が高くなり過ぎていること以外に、実は違う背景もあるようです。
メルカリの「年代別 中古スマートフォン売れ筋ランキングTOP5」(出典:メルカリのプレスリリース)

メルカリの「年代別 中古スマートフォン売れ筋ランキングTOP5」※画像:メルカリ プレスリリース

メルカリの「年代別 中古スマートフォン売れ筋ランキング」(対象期間は2024年8月1日~2025年8月31日、新品、未使用を除くスマホ本体カテゴリの取引傾向を分析)では、全世代のランキングTOP5を2020年以前に発売されたモデルが独占しています。30代以降は「iPhone SE(第2世代)」が人気、そして10代は「iPhone 5s」「iPhone 6」などの「レトロiPhone」が上位です。スマホは新しければ新しいほどいいイメージがありますが、古い機種も同様に高い人気があることが分かりました。

なぜ古いモデルが人気なのか?

「iPhone 5s」「iPhone 6」などのレトロiPhoneが人気な理由は、画質の低い「カメラ機能」にあります。インフルエンサーがSNSに投稿した写真や動画をきっかけに、Z世代の間で「レトロiPhone」が話題になりました。古い機種は最新機種と比べて解像度が低く、そのざらっとしたノイズ感が独特の雰囲気を醸し出し、むしろ魅力になっているそうです。現代のクリアな写真とは違った「エモさ」が10代の心をつかんでいると分析されています。

また、新しいiPhoneにはない古い機種特有の機能や個性を好むユーザーも一定数います。例えば、「iPhone 8」はコンパクトなサイズ感が人気です。筆者も長い間使用していましたが、持ちやすく、ズボンのヒップポケットにも入れやすい、ちょうどいいサイズが好きでした。

そのほかに、「iPhone SE」シリーズや「iPhone X」以前の機種だと、ホームボタン・指紋認証機能が搭載されているのが特徴的。ホームボタンを「押す」という直感的な操作を好む人は今も多いようです。指紋認証は、顔認証のようにスマホをのぞき込む必要がなく、指で触れるだけという扱いやすさが人気の理由となっています。

実際にどのくらいの価格で取引されている?

レトロiPhoneは確かに人気ですが、古いことに変わりはないので、取引価格はそう高くありません。平均数千円での取引になることが多いようです。

ただ、「iPhone SE」シリーズに関しては、2020年発売の第2世代が1万2000~1万3000円台、2022年発売の第3世代は2万7000~3万円を超える価格帯で取引される傾向があります。

「iPhone 8」は1万円ほどが相場になるそうです。筆者は以前、このモデルをメルカリで出品したことがありますが、バッテリー最大容量が減っていたため6000円で出品したところ、1時間以内に買い手がつきました。

販売価格は、端末の色・容量・状態・バッテリーの状態などにより変動しますが、もし眠っているスマホがあれば、出品してみるとちょっとしたお小遣いになるかもしれません。

スマホを売る際の注意点

メルカリでスマホを売る際には、以下6つの項目をチェックしてみてください。

1:ネットワーク利用制限が「◯」もしくは「―」になっているか確認する
2:端末を初期化する
3:SIMカードを本体から取り外す
4:機能不良がないか確認する
5:バッテリー最大容量を確認する
6:画面割れがないか確認する

詳しくはメルカリのヘルプセンター「スマートフォン出品・発送時の注意点」に記載されているので、必ず確認してください。出品の方法によっては、商品が削除される可能性があります。
画面が割れていても売れる可能性がある

画面が割れていても売れる可能性がある ※画像:筆者撮影

画面が割れていたり何かの機能に不都合があったりすると、出品できないと思われがちですが、出品自体は可能です。そして状態によっては取引されることもあります。ダメージがあると売れる価格は安くなりますし、状態の詳細を記載しなければならなかったりと面倒さはあるかもしれません。しかし、使わないスマホをずっと持っていても仕方がないですから、さっさと手放してお金に換えてしまうのも1つの手だと思います。

なお「スマートフォン本体」のカテゴリで、「ジャンク」と検索してみると、実際に画面にひびが入っているスマホがいくつか見受けられました。「iPhone X」だと7000円を超える価格で取引されています。

古いスマホの処分に迷ったら「メルカリ出品」も1つの手

昔使っていたスマホがまだ家にあるという人は案外多いのではないでしょうか。実は筆者もその1人。探してみると、歴代のスマホが眠っていました……。
筆者の家にも古いスマホが眠っていた!

筆者の家にも古いスマホが眠っていた! ※画像:筆者撮影

「スマホをどうやって手放したらいいのか分からない」という声を耳にすることがあります。家庭ごみのように簡単に捨てられるものではないため、処分が面倒で結局そのままに……。もしそのような状態であれば、メルカリで売ることもぜひ選択肢に入れてみてください。

スマホは意外と価値がゼロにならないアイテムであり、ジャンク品や古い型でも十分に売れる可能性を秘めています。注意点を確認の上、不要なスマホを出品してみるのもよさそうです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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