個人向け国債・変動10年を「金利1.06%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・変動10年(金利1.06%/年)を100万円購入した場合の6カ月後の利息の計算は以下のとおりです。【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.06%×1/2(半年間であるため)=5300円
実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1076円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。
そのため、個人向け国債・変動10年を金利1.06%で100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「5300円-1076円=4224円」となります。
参照:変動10年「第186回債」
個人向け国債の3つの魅力
個人向け国債は、国が発行する安全性の高い金融商品です。1万円から購入でき、元本保証付き。投資初心者にとっても安心して始められる点が人気の理由です。ここでは、そんな個人向け国債の3つの魅力をご紹介します。●個人向け国債の魅力1:元本割れがない
個人向け国債は、満期になると最初に預けたお金(元本)がそのまま返ってきます。たとえ景気が変動しても、元本価格が変動することはありません。利子も半年ごとに国から支払われるので、「お金を減らしたくない」という人にも安心して始められる商品です。
●個人向け国債の魅力2:最低金利を保証
個人向け国債には、「変動10」「固定5」「固定3」の3タイプがあります。いずれも年「0.05%」の最低金利が保証されているため、低金利時代でも安心です。
●個人向け国債の魅力3:少額から始められて、柔軟に使える
個人向け国債は、1万円から購入できるため、まとまった資金がなくても無理なくスタートできます。また、購入から1年間は解約できませんが、それ以降はいつでも1万円単位で中途換金(解約)が可能です。
さらに、個人向け国債は、1万円単位で譲渡や相続が可能です。将来の資産移転や相続対策としても活用できます。
個人向け国債の「中途換金」とは?
個人向け国債は、購入から1年間は解約できませんが、それ以降はいつでも1万円単位で中途換金が可能です。急な出費が必要なときにも対応できる点が安心材料といえるでしょう。ただし、中途換金をするときは、「直前2回分の利子×0.79685」が差し引かれますので注意しましょう。なお、1年以内でも特例として換金できるケースがあります。
・口座名義人が亡くなった場合
・災害救助法が適用される大規模災害で被害を受けた場合
これらの場合、相続人たる地位を証明する書類や罹災証明書、罹災届出証明書といった公的機関が証明する書類などが必要となります。具体的な手続きは口座を開設されている取扱機関で確認しましょう。
参照:個人向け国債「中途換金について」