女子中学生が「将来なりたい職業」ランキング、1位は?
2025年の女子中学生のなりたい職業ランキングでは、1位「歌手・俳優・声優などの芸能人」(15%)、2位「公務員」(14%)、3位「会社員」「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(いずれも13%)、5位「教師・教員」(11.0%)となった。2024年の同調査でも1位の「歌手・俳優・声優などの芸能人」が引き続き首位を獲得。3位だった「デザイナー(ファッション・インテリアなど)」「医師」は9位にランクダウン。TOP10圏外であった「教師・教員」が5位になるなど興味深い結果となった。

中高生の将来の夢※画像出典:ソニー生命保険 公式Webサイト
将来なりたい職業ランキングと照らし合わせると、歌手やイラストレーターなどは「趣味を充実させて生きる」や「好きなことを仕事にする」といった夢を反映していると考えられる。一方で公務員は「安定した毎日を送る」と結びついているといえるかもしれない。
8年前と比較して見えてきたこと
では、本調査の開始初年度である2017年のなりたい職業ランキングと将来の夢はどうだったか。 2017年の女子中学生のなりたい職業ランキングの1位は「歌手・俳優・声優などの芸能人」(19%)、2位「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(14%)、3位「医師」(13%)、4位「公務員」(11%)、5位「文章を書く職業(作家・ライターなど)」(10%)と、2025年のランキングと大きく変化していないことが分かる。
2017年の中高生の将来の夢は?※画像出典:ソニー生命保険 公式Webサイト
2025年度の結果と比較すると、1位の「趣味を充実させて生きる」は2017年度では5位となり、「好きなことを仕事にする」は44%から55%へと10%以上伸びている。この8年間で「趣味」や「好きなこと」を優先する傾向が強まっており、職業選択において「やりたいこと」を重視する意識が高まっているのかもしれない。
>>男子中学生が「将来なりたい職業」ランキング、1位は?
<参考>
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2025」
ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」
※選択肢の表記は原文ママ