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「ED治療薬=心臓に悪い」は誤解! 知っておくべきED治療薬の正しい使い方

「ED治療薬は心臓に悪い」というイメージをお持ちの方は、思いのほか多いもの。結論から言ってしまえば、ED治療薬が「心臓に悪い」ことはありませんが、使い方を間違えれば命を危険に晒してしまう可能性もあります。安全で快適な性生活を送るために、ED治療薬を使用する際の大切なルールをご紹介します。

提供:東和薬品
竹越 昭彦

竹越 昭彦

ED・勃起不全 ガイド

医師

浜松町第一クリニック院長。2004年に開院し、自身の所属する浜松町院含め首都圏に7医院開院。浜松町院だけでED治療の来院患者実績は現在までに57万人。 若年層から中年層、高齢層まで数多くの患者さんと同じ視点にたって解決策を提案するよう心掛けて治療にあたってきました。

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男性の2人に1人が「ED治療薬は心臓に悪い」と誤解している

男性の2人に1人が「ED治療薬は心臓に悪い」と誤解している
「ED治療薬って心臓に悪いんですよね?」当院にいらっしゃる患者様から、よくこんな質問をいただきます。実際、20~70代男性を対象にアンケートをとったところ、40代以降では「ED治療薬は心臓に悪そう」と回答した人が過半数を超えました。
「心臓」に対して「害がありそう」と答えた割合(世代別)

 

確かに、ED治療薬は血管に作用する薬ですから、そうしたイメージを抱きやすいのかもしれません。また、ED治療薬が発売した90年代当時に死亡事故が出たことから、「突然死するリスクがある」という印象をお持ちの方もいるでしょう。
結論から言えば、それは全くの誤解です。ED治療薬が直接心臓に負担をかけることはありません。その理由について解説しましょう。

ED治療薬は元々、狭心症の治療薬だった

ED治療薬は元々、狭心症の治療薬だった
ED治療薬は元々、狭心症の治療薬として開発・研究された薬が、最終的に勃起不全を改善するための薬として採用されたものです。ED治療薬と全く同じ成分でつくられる心臓病の薬「レバチオ錠」にいたっては、肺動脈性肺高血圧症の治療薬として、厚労省の認可が下りているほど。血管を拡張して血圧を下げる作用があるので、心臓に負担をかけるどころか、むしろ負担を軽減させる薬なのです。

ではなぜ、90年代に「ED治療薬を使用した死亡事故」が発生してしまったのでしょうか。詳細を調べてみると、亡くなった方は不整脈などの心疾患の治療中であったり、ED治療薬とは併用禁忌となっている薬を使用していたことがわかりました。死亡の直接的な原因はED治療薬ではなく、その人が元来持っている疾患、あるいは併用禁忌の薬を服用していたことに起因していたというわけです。こうした周辺情報が十分に報じられることなく、「亡くなったのはED治療薬が原因だ」という誤報が広まってしまったのでしょう。

発売から20年以上が経ち、ED治療薬に対する誤解も少しずつ減ってきています。本当に「心臓に悪い」薬であれば、世界でこれほど人気となり、20年以上も処方され続けるでしょうか? 使い方を守って服用すれば、ED治療薬は極めて安全な薬なのです。

心臓に負担をかけるのは「薬」ではなく「行為」

心臓に負担をかけるのは「薬」ではなく「行為」
一方で、ED治療薬を安全に服用するためには、いくつかの重要な注意事項があります。これを知らないと、先述したような死亡事故にもつながりかねません。そこでここでは、ED治療薬を使用する際に守るべきルールを3つご紹介します。
 
まず一つ目は、ED治療薬を使用する以前に、ご自身の身体がそもそも「性行為をしても問題ないか?」を確認すること。性行為は運動と同様、血圧と脈拍が上昇し、心臓に負担がかかる行為です。一般的に、夫婦やパートナー間で行われる性行為の絶頂期は、1階から3階まで階段を登るのと同程度の身体活動量といわれています。相手が夫婦やパートナー以外なら、精神的興奮や緊張が関与して、さらに大きな心拍数と血圧の上昇が見られたという報告もあります。健康な人であれば問題ありませんが、狭心症をはじめとする心血管系疾患をお持ちの場合は、「性行為をしても問題ないか?」を主治医に必ず確認するようにしてください。

問題ないようであれば、「ED治療薬を使用しても問題ないか?」についても主治医に確認する必要があります。それは、ED治療薬を使用して勃起力が上がることで、性行為が普段より激しくなり、心臓に負担をかけてしまうリスクがあるから。ED治療薬の使用を主治医に許可されても、このリスクを常に頭に置いて、テンションが上がり過ぎないよう心がけることが大切です。

併用する薬によっては死に至る場合もある

併用する薬によっては死に至る場合もある
ED治療薬の使用可否を主治医に聞くことの重要性は、他にもあります。それがルールの二つ目、ED治療薬と硝酸剤などの併用を避けるためです。

狭心症や心筋梗塞などの心疾患に、硝酸イソソルビドやニトログリセリンを主成分とする硝酸剤を治療薬として使用することがあります。これらには、血管を拡張させて血圧を下げる働きがあり、同じ効果のあるED治療薬を併用することで、過度な血圧低下を招き、生死に関わる深刻な状態を引き起こすことがあるのです。よって、心血管系疾患の持病がある場合は、ED治療薬を使用する前に、必ず主治医に確認をとるようにしましょう。 ルールの三つ目は、パートナーにED治療薬を使用していることを伝えておくことです。

仮に、パートナーとの性行為中に、あなたが心臓発作を起こしたとしましょう。救急車を呼んだ場合、応急処置として併用禁忌である硝酸剤が投与されます。それを避けるために、あなたがED治療薬を使用していることを、パートナーから救急隊に伝えてもらう必要があるのです。

人によっては、パートナーにED治療薬を使用していることを伝えるのに抵抗がある方もいるかもしれません。でも、万が一を想定し、命を守るためには極めて重要なことです。「硝酸剤との併用を避けるため」という理由も含めて、きちんとパートナーと情報共有しておきましょう。

医師の指示に従って使用すれば、ED治療薬は安全な薬

まとめると、ED治療薬を使用する際には、「自身の身体が性行為の負荷に耐えられるかどうかを主治医に確認する」「硝酸剤などの併用を避けるため、使用の可否を主治医に相談する」「パートナーと情報共有をする」という3点が重要となります。特に心血管系疾患をお持ちの方や、心臓や血管の状態に不安を感じている方は、これらを守り、自己判断での使用は絶対にやめましょう。

 
医師の指示に従って使用すれば、ED治療薬は安全な薬

 

逆にいえば、この3点を守っておけば、ED治療薬は安全な薬だということ。冒頭でもお伝えした通り、ED治療薬が直接心臓に負担をかけることはなく、死亡の原因になることもないのでご安心ください。ただし、ED治療薬の入手は、必ず医療機関で、医師の受診もセットで行うようにしましょう。信用性の低いネット販売の薬を自己判断で使用することは、薬の質が担保されないだけでなく、この記事でお伝えした様々な理由から、極めて危険な行為であることをお忘れなく。

【関連記事】
性機能向上だけじゃない!意外と知らない精力剤の効果と選び方
間違ったマスターベーションがEDを引き起こす? 知っておきたい正しい方法と理想の習慣
注目されるED治療薬の可能性


※参考
https://www.hama1-cl.jp/column/ed-topic08.html
https://www.cvi.or.jp/chiryou/heartfailure/20200106_19.html
https://gents-clinic.com/topics/ed-sudden-death/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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2025/08/15 更新
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