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2024年度「袋麺の売上」ランキング! 2位「サッポロ一番 塩らーめん」、1位は?【専門家の解説も】

マーチャンダイジング・オンの提供する流通POSデータサービス「RDS-POS」をもとに、2024年度の「袋麺の売上」をランキング化。2位「サッポロ一番 塩らーめん」、1位は? ※画像:PIXTA

All About 編集部

2024年度の袋麺の売上ランキング1位は? ※画像:PIXTA

2024年度の袋麺の売上ランキング1位は? ※画像:PIXTA

ゆでるだけで手軽においしいラーメンが食べられる「袋麺」。手頃な価格や、トッピングする具材の種類や量、スープの濃さなどを自分好みに調整できるのが魅力。食卓の強い味方である袋麺はいったいどのような商品が売れているのでしょうか。

今回はマーチャンダイジング・オンの提供する流通POSデータサービス「RDS-POS」をもとに、2024年度の「袋麺の売上」をランキング化。その結果を紹介するとともに、All About ラーメンガイドで、これまでに5000杯以上のラーメンを食したラーメン評論家の本谷亜紀さんが、商品の特徴などを解説します。

2位:サッポロ一番 塩らーめん 100g

2位は「サッポロ一番 塩らーめん 100g」 ※画像:サッポロ一番 公式Webサイト

2位は「サッポロ一番 塩らーめん 100g」 ※画像:サッポロ一番 公式Webサイト

2位は「サッポロ一番 塩らーめん 100g」です。サッポロ一番シリーズは1966年のしょうゆ味から始まり、68年にみそラーメン、71年に塩らーめんと続けて発売されました。塩らーめんの麺は小麦粉に山芋の粉が練り込まれているため、モチモチでのどごしのよさが特徴。スープの塩分を調整した「減塩」タイプも発売中です。

1位:即席マルタイラーメン 164g

1位は「即席マルタイラーメン 164g」 ※画像:マルタイ 公式Webサイト

1位は「即席マルタイラーメン 164g」 ※画像:マルタイ 公式Webサイト

1位は「即席マルタイラーメン 164g」です。福岡県に本社を置くマルタイが製造していて、即席棒状中華麺の元祖。棒のように真っすぐな麺から「棒ラーメン」の愛称で親しまれています。1袋2人前で賞味期限は12カ月。コンパクトで長持ちするため、キャンプなどアウトドアのお供としても活躍してくれます。

物価高時代の強い味方

ラーメン評論家の本谷亜紀さんに商品の特徴や、ここ最近の袋麺のトレンドをお聞きしました。

本谷:即席マルタイラーメンは、かつては九州地域でしか見かけませんでしたが最近は全国的に広がっていますよね。棒状で真っすぐなノンフライ麺はスープによく絡み、生麺のようなコシとのどごしが最大の魅力です。クセのない味なので、卵やネギ、野菜炒めを加えた具だくさんアレンジもおすすめ! 保存性も高いのでキャンプや災害用の備蓄品にも最適です。

続いて、知らない人はいないと言っても過言ではないサッポロ一番 塩らーめん。筆者も受験生の頃よく食べました。この袋麺はなんといってもまろやかさとコクのある塩スープが特徴。キャベツやベーコン、コーンなどお好きな野菜をたっぷり入れると、まるでお店のような“ごちそうラーメン”に。ベースがおいしいので何を入れてもマッチします。

最近は物価上昇から「コスパ」が重視され、袋麺の需要が急増しています。特に2024年は袋麺需要が3.1%増と大きく伸びているそうです。ひと手間加えて、コスパよく満足のいく一品になる袋麺は生活の味方ですよね。

【本谷亜紀プロフィール】
これまでに5000杯以上のラーメンを食したラーメン評論家。都内から地方まで400店舗以上のラーメン店を取材し、テレビ出演多数。企業とのコラボ商品アドバイザーなども手掛ける。

<参考>
マーチャンダイジング・オン RDSスーパー全国 ラーメン袋 単品 2024年4月~2025年3月 100店舗当たり累計販売金額
※RDS MD分類:ラーメン袋 単品

>次ページ:【TOP10】2024年度「袋麺の売上」ランキングを見る
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