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「コレは気をつけなきゃ」7月8日から収納棚NG! JALがモバイルバッテリーの持ち込みルール変更

国土交通省と定期航空協会が発表した「航空機内でのモバイルバッテリーの取り扱い」を受け、日本航空(JAL)は公式Xにて7月8日からモバイルバッテリーの機内持ち込みルールを改定すると発表した。※画像:JAL's now 公式X

執筆者:All About 編集部

モバイルバッテリーの持ち込みに対して新ルールを発表※画像:JAL's now 公式X

モバイルバッテリーの持ち込みに対して新ルールを発表 ※画像:JAL's now 公式X

日本航空(以下、JAL)は公式X(旧Twitter)にて7月8日からモバイルバッテリーの機内持ち込みルールを改定すると発表した。今回の対応は国土交通省と定期航空協会が発表した「航空機内でのモバイルバッテリーの取り扱い」に基づくもので、旅客の安全を確保することが目的である。

「収納しないでください」7月8日よりJALがルール変更

JALは「7月8日からルール変更」とコメントし、利用者に対して以下2点の注意喚起を行った。

【変更点】

1:モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しないでください。
2:機内でのモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電又は、機内電源からモバイルバッテリーへの充電は、常に状態が確認できる場所で行ってください。

以前まではモバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れることが禁止されていたが、今回の改正で、新たに座席上の収納棚に入れることも禁止された。バッテリーは常に目視できる場所で管理するように求められる。

モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、外部からの衝撃などによる内部破損や経年劣化などで、発熱、発火を引き起こす恐れがある。今年1月に韓国の金海国際空港で発生したエアプサン航空機火災事故では、韓国事故調査当局による調査によって、モバイルバッテリーからの発火が原因である可能性が指摘された。

今回のルール変更に関して、SNSユーザーからは「現場の人たち忙しくなりそうだね」「コレは気をつけなきゃ…」といったコメントが寄せられた。

国土交通省からもお願い

今回「航空機内でのモバイルバッテリーの取り扱いについて」を発表した国土交通省も、モバイルバッテリーの持ち込みに関して、JALが注意喚起した2点に加え以下3点の対応も利用者に呼び掛けている。

【注意点】

1:機内預け入れ荷物に入れないで!
預け入れ荷物に入れることは禁止されています。必ず機内に持ち込んでください。

2:短絡しないように個々に保護!
予備のバッテリーパックには、端子に絶縁テープを貼る、ケースや収納袋に入れる、複数のバッテリーや金属品と同じ袋に入れないなど、短絡を防ぐこと。

3. ワット時定格量(Wh)を確認!
ワット時定格量が160Whを超えるものは禁止されています。160Wh以下のものであることをご確認ください。(100Whを超え160Wh以下のものは2個まで)

リチウムイオン電池は、小型ながら大容量の電力を供給できるため非常に利便性が高いが、一方で発火に至る恐れもある。快適な空の旅のためにもルールを守り、安全な搭乗を心掛けたい。 <参考>
JAL's now 公式X 
定期航空協会「航空機内でのモバイルバッテリーの取り扱いについて
国土交通省「モバイルバッテリーを収納棚に入れないで!~7月8日から機内での取扱いが変わります~
※コメントは原文ママ

>次ページ:【実際の投稿】「収納しないでください」
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