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「お前なんか産むんじゃなかった」同居介護している息子につらく当たる母…いつまで我慢したらいいの?

1年前、母が病に倒れた。母と同居しながら介護を続けているが、つらく当たってくる母。いつまで我慢したらいいのか……。母親の介護に悩む50代男性に、介護アドバイザーの横井孝治が寄り添います。※画像:PIXTA

横井 孝治

執筆者:横井 孝治

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同居して介護している息子につらく当たる母…… ※画像:PIXTA

同居して介護している息子につらく当たる母…… ※画像:PIXTA

多くの人が直面するであろう「介護」。そこには介護離職、きょうだい間のトラブル、相続などさまざまな問題が横たわっているようです。本稿では介護に悩む人のエピソードを紹介しながら、介護アドバイザーの横井孝治が対応策や注意点などを解説します。
<目次>

同居して介護をする私につらく当たる母

「同居して介護をしている私につらく当たってくる母。いつまで我慢しなければいけないのでしょうか」

今回、介護の悩みを打ち明けてくれたのはカズキさん(仮名/50代男性)。1年前に脳梗塞で倒れた母の介護を1人で行っています。

カズキさんは都内の大企業で部長を勤めています。会社の経営方針を考えたり、部下の指導、育成を行ったりするなど多忙を極め、プライベートの時間はほぼないと言います。

「数年前に実家で暮らしていた父が亡くなり、そこから母と私の2人暮らしが始まりました。当初は久しぶりの共同生活にドキドキしていましたが、それにもだんだん慣れてきて。この暮らしがずっと続けばいいと思っていた矢先、母が病に倒れました」

カズキさんの母は退院後、介護が必要な状態に。同居しながらの介護が始まりました。ただでさえ少ない自分の時間をさらに削りながら母の世話をする日々。しかし、母からはつらく当たられることが多いと言います。

「先日、『こんな目に遭うくらいならお前なんか産むんじゃなかった』と言われて……。ひどく落ち込んでいい年して泣いてしまいました。こんな生活、いつまで続ければいいのでしょうか」

>次ページ:カズキさんに伝えたいこと
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