夏は気温も湿度も高くなり、家の中の環境も変化します。そこで今回は、「夏が来る前にやっておかないと苦労する家事」を厳選して7つご紹介します。
1. エアコンの試運転
夏本番になってからエアコンをつけたら「冷えない」「異臭がする」「動かない」といったトラブルが発覚することがあります。夏本番になってからでは業者の予約が取りづらく、修理まで何日も猛暑を我慢する羽目に。2024年に依頼されたエアコン修理では、6~8月に依頼して2週間以上待ったケースが32%もあったそうです。夏前の、気温がまだ穏やかな時期に試運転をして、異常があれば早めに対処しましょう。
2. 押入れ・クローゼット・靴箱の掃除
夏は湿度が高いので、風通しの悪い押入れやクローゼット、靴箱はカビが発生しやすくなります。衣類や靴がカビてしまうと、洗ってもニオイが取れなかったりアレルギーの原因になったりすることも……。夏前に整理整頓と掃除をするようにしましょう。衣装ケースなどを全て取り出し、掃除機をかけてから拭き掃除をするのが理想です。その後、除湿剤やすのこを活用して通気性を高めておくと安心でしょう。
3. 排水口の掃除
高温多湿の環境では雑菌やカビが繁殖しやすく、排水口のヌメリや悪臭が一気に強くなります。特に、キッチンやお風呂の排水口は放置すると悪臭を発し、家の中が不快なニオイになることも……。排水口掃除を怠ると、夏にはコバエが湧くこともあります。夏になる前に排水口のゴミ受けやトラップをしっかり掃除しておけば、清潔でニオイのない状態を保ちやすくなりますよ。
4. 窓・網戸の掃除
夏は窓を開ける機会が増えますが、網戸が汚れていると風と一緒にホコリや花粉が室内に入り、不快に感じることも。また、窓ガラスが汚れていると湿気でベタつきやすくなります。夏前の過ごしやすい気候のうちに水を使ってしっかり掃除しておけば、涼しい風とともに部屋も清潔に保てます。虫除けスプレーを併用するのもおすすめです。
5. お風呂場のカビ掃除
もしも今、既にお風呂場にカビが生えているようであれば、1日も早くカビ取りをしましょう。梅雨から夏にかけてはカビが一気に増殖する季節です。今カビが生えていなくても、浴室のドアパッキン、天井や壁、棚の境目などを重点的に掃除をしておきましょう。防カビ対策のくん煙剤や置き型タイプのものなどで対策をしておくと、安心です。
6. 冷蔵庫の整理と掃除
夏は食品の傷みが早く、冷蔵庫内への詰め込みすぎは冷却効率の低下を招きます。さらに、古い調味料や使いかけの食材を放置するとニオイやカビの原因に。夏本番を迎える前に一度中身を全て出し、不要なものを処分してからアルコールなどで清掃しましょう。庫内がスッキリすれば冷却力もアップし、食中毒予防にもつながります。
7. 扇風機・サーキュレーターの準備
暑くなってから扇風機やサーキュレーターを出そうとすると、ホコリまみれで使えず、すぐに使えない……なんてことも。フィルターや羽根部分が汚れていると、汚れた空気をまき散らしてしまう恐れもあります。早めに取り出して掃除し動作確認しておくことで、暑くなったときにすぐ使えますよ。
このような家事は「やっておく」と「やらなかった」で夏の快適度がまったく違います。余裕のあるうちに、少しずつ準備を進めていきましょう。