1. モノの「定位置」を決める習慣
これは最重要ポイントです。定位置が決まっていないと、テーブルの上や部屋の隅に「とりあえず」と置いたモノがどんどんと増えていき、散らかっている部屋になってしまいます。リビングがきれいな家は、どこに何を置くかがしっかりと決まっています。リモコンや書類、文房具など、定位置が決まっていることで、元の場所に戻す行動が無意識にできるようになり、リビングにモノがたまらないようになるのです。
定位置は家族の共通認識となるので、「◯◯どこ?」と探すこともなくなり、プチストレスも解消されますよ。
2. 床にモノを置かない習慣
床は区切りがないので、モノを置きはじめるとそれが増えはじめ、散らかった部屋になってしまいます。買ってきた荷物や外出から戻って脱いだ服、持っていたカバンを床にポンと置いてしまう……。そのような習慣がある人も少なくないでしょう。“床に何も置かない”とルール化すると、自然と本来あるべき場所へモノを戻すようになるのです。床にモノがなければ見た目がスッキリし、掃除も簡単になります。
3. 収納に余裕をもたせる習慣
散らかってしまう家、モノを出しっぱなしにしてしまう家は、根本的に「収納がしづらい状態」であることが多いのです。詰め込みすぎていて次のモノを入れるのに手間がかかると、おのずと元の位置に戻すこともおっくうになり、ポンと床に置いてしまいがちに……。収納の余裕は先述の1と2の習慣にもつながります。気軽に元の位置に戻せるように、収納は全体容量の7~8割までにしましょう。
4. “リセットタイム”の習慣
モノを元の位置に戻す習慣をつけていたとしても、何かの気の緩みや時間のなさなどで、完璧な状態を保てないこともあります。それを文字通りリセットするのが“リセットタイム”です。最近のSNSでも、リセットタイムの様子を映した動画をよく見かけます。定位置ではないところにあるモノを定位置に戻したり、テーブルの上を拭いたり、ほんの一手間かけることで、散らかる前にリセットすることができるのです。 寝る前の5分をリセットタイムにあてることで、気持ちのいい状態で翌朝を迎えることができます。寝る前が難しい場合は、朝一番でもいいですね。子どもにもリセットタイムの習慣をつけましょう。リセットタイムの習慣があると、リビングの“プチ散らかり”が“大きなごちゃごちゃ”になるのを防げますよ。
5. 不要なモノはすぐ手放す習慣
読み終えたDMやチラシ、使っていない雑貨や使い終わった電池、通販で届いた段ボール箱などが、少しずつたまっていませんか。このようなものがたまりはじめると、リビングも散らかった状態になるのです。リビングをきれいに保っている家は、「これはもう使わないかも」という判断と、“処分”への流れのスピードが違います。「いつか使うかも」や「あとで捨てよう」は部屋が散らかる元。捨てたり処分したりする行動も迷わずできるように、ゴミ箱や分別箱は入れやすいものを定位置に置いておくことが重要です。
今回ご紹介したような5つの習慣を身につけることで、いつ誰がきてもすぐに家にあげられる片付いたリビングにできますよ。ぜひお試しください。