現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人のみ
居住地:北海道
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金50万円、リスク資産0円
これまでの年金加入期間:国民年金360カ月、厚生年金240カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円(受給年齢を繰り下げ)老齢厚生年金(厚生年金):なし(受給年齢を繰り下げ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「受給額が少なく、最近の物価上昇にはついていけない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として、現在は「国民年金のみなので受給額は少ないと思っている。最近の物価上昇にはついていけない。毎月やりくりが大変」と語っています。
ひと月の支出は約「5万円」。年金だけでは「1~2回足りない月がある」と回答されています。
「暖房用の灯油代を夏の間に蓄えている」
年金で足りない支出については、在宅ワークなどの収入や「貯金の引き出し」で賄っているという投稿者。年金生活においては節約を意識しているそうで、「北海道では冬に必要な暖房用の灯油代を、夏の間に蓄えておかないといけない。そのため計算しながら貯めています」と計画的な様子です。
「この先のことは不安だらけ。年金支給日だけが今の楽しみ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「現役の間に(より長い期間)会社員になっておけばよかった。年金受給額が全く違う。アルバイトばかりで、厚生年金をかけていない時期があったことがとても残念。農業者年金も途中退会したのも間違っていた。今はミスをしたと思っている」と回答。今の生活での不安については「この先のことは不安だらけ。健康状態が悪くなった場合を考えるととても心配」とコメント。
また最後に年金生活の楽しみを問うと、「特別喜びはありません。年金支給日が来るのが待ち遠しいだけ」と苦しい現状を語られていました。
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