
NISAでどんな株を買えばいい?
筆者は長期投資は修行中の身で、これまでは短期間のトレードばかりをしてきました。資産の多くは「投機(トレード)で稼いだ」ようなもので、2024年にNISAで買った株も早々に手放してしまいました。
しかし、長期投資の素晴らしさを知れば知るほど「もったいないことをした」と後悔しています。どうやら筆者と同じ人はたくさんいるようで、去年にNISAで投資した人はすでに半分以上が売ってしまったそうです。
NISAで買うなら、どんな株?
「非課税期間は無期限」が魅力のNISA、どんな株を買うのが理想なのでしょうか?1年間、NISAをフル活用する方法を考え続けた結果、筆者は「資金効率が高く、参入障壁が高く、替えがきかない商品を売っている会社に投資をするのがベストだ」という結論に至りました。
資金効率が高い会社は成長スピードが早いため、高い資金効率を維持できる期間が長ければ長いほど企業価値が高まります。目安としては投下資本に対して年率10~15%以上を稼げる会社は魅力的だと思います。
さらに、参入障壁が高く替えがきかない会社は「ライバルにお客を奪われるリスク」が低いです。こういう会社は、今のビジネスを手堅く進めていれば、複利でどんどん成長していくと期待できます。
これらの条件を満たす会社は「10年で株価が何倍にもなる」こともあります。
3月に出版した新著では、カラオケ「まねきねこ」を運営しているコシダカHD<2157>や、自動車用のコーティング剤を販売している中央自動車工業<8117>などを取り上げました。
コシダカHDは10年前(2015年1月)には株価が209円でしたが、10年経った2025年1月の株価は1134円でした。新型コロナウイルスによるパンデミックの被害があったにもかかわらず、大きくプラスです。
中央自動車工業も10年前(2015年1月)には株価が801円でしたが、10年経った2025年1月の株価は4905円でした。こっちは6倍です。
つみたて投資枠はせいぜい10年で2倍がよいところでしょうが、成長投資枠なら10年で5倍、6倍になる会社の株に投資できれば、1億円超えも夢ではありません。
これは「10年で終わり」の話ではなく、その先の10年でも5倍、さらにその先の10年でも5倍、と増えていけば、どんどん暮らしは楽になっていくと思います。
「資金効率が高く、参入障壁が高く、替えがきかない商品を売っている会社に投資をするのがベストだ」という筆者の見解が「そんなのは絵空事で、机上の空論だ」と思われてしまうかもしれません。
将来は誰にも分かりませんから、筆者も「理屈上はこれが正しいはずだ」と主張することはできても、本当に正しいかどうかは、筆者が実践して証明するしかありませんね。
今後、NISAで買った株が10年後・20年後に大きく上がって、あなたに華々しい結果を見せられるよう、頑張ります。
※株価等に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表しているIR情報等をご確認ください。
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※投資金額には、株式購入時に必要となる証券会社の売買手数料などは含んでおりません。