実は、大切なのは「頑張ること」ではなく「習慣づけること」。無理なく続けられる習慣を身に付ければ、自然と100万円に近づきます。今回は、誰でも実践できる「確実に貯まる3つの習慣」をご紹介します。
お金を貯める習慣1:収入の一部を「先取り貯蓄」する
「お金が余ったら貯金しよう」と思っていても、なかなか貯まらない……そんな経験はありませんか? これは「パーキンソンの法則(※あるだけ使ってしまう)」が働くからです。つまり、手元にお金があると、つい使ってしまうのが人間の心理。だからこそ、「先取り貯蓄」が大切なのです。先取り貯蓄とは、「給料が入ったら、使う前にまず貯める」という方法。 「収入-支出=貯蓄」ではなく、「収入-貯蓄=支出」 という考え方に切り替えましょう。その際、以下の2つを心がけましょう。
●先取り貯蓄をいくつかに分ける
貯金用のお金は、すぐ使えるものと簡単に引き出せないものに分けましょう。
例えば、「普通預金(生活費としてすぐ使える)」+「積立定期預金(引き出しに手間がかかる)」+「新NISA(長期運用向き)」などのように分けておくと、突然の出費があっても困らず、ムダ遣いを防ぎながら確実に貯蓄や資産形成を進めることができます。
●自動積立を活用する
例えば、「銀行の自動積立定期」「財形貯蓄」なら手間なく続けられます。
もし、毎月5万円ずつ貯めると決めたなら、「普通預金2万円+積立型保険2万円+新NISA1万円」と分けると、無理なく継続できるでしょう。「気付いたら貯まっていた!」そんな仕組みを作りましょう。
お金を貯める習慣2:「何のために貯めるのか」を明確にする
お金は、漫然と貯めようと思っていると、途中でモチベーションが下がってしまうものです。そこで大切なのが、「何のために貯めるのか?」を具体的に決めること。例えば、以下のような目標を設けることで貯金が続けやすくなります。
・海外旅行に行きたい!(旅行資金)
・将来の結婚費用に備えたい!(結婚資金)
・いざというときのために貯金を増やしたい!(生活防衛費)
その際、以下のことも忘れず行いましょう。
・貯蓄額の設定をする
「1年間で100万円貯める」と決めたら、「毎月5万円+ボーナス時に20万円ずつ」など、具体的なプランを作る。
・貯金の進捗を見える化する
「貯金シート」や「貯金アプリ」を活用して、どれくらい貯まったかをチェック。
目標が明確になると、日々の節約も前向きに取り組めるようになります。「なんとなく貯金」ではなく、「このために貯める!」と決め、金額も設定することが、貯金成功のカギです。
お金を貯める習慣3:「お金を使う日」を決める
100万円貯金を成功させるには、ただ「貯める」だけでなく、「上手に使うこと」も大切です。ムダ遣いを減らそうと節約を意識しすぎると、ストレスが溜まり、「もう無理!」と衝動買いをしてしまうことも。そこでおすすめなのが、「お金を使う日を決める」 という習慣です。具体的には以下のようなルールを作るのがおすすめです。・「お金を使う日」と「1カ月に0回」だけという制約を設ける
例えば、「毎月1~2日は外食OKの日」「ポイント5倍、10倍デーだけ買い物する」など決めるとメリハリがつきダラダラお金を使うことがなくなります。
・「欲しい物リスト」を作る
すぐに買わずにリストにして、「本当に必要か?」を考える時間を作る。
このような習慣を続けることで、衝動買いが減り、「本当に必要なものにだけお金を使う力」が身に付きます。貯めるだけでなく、賢く使うことも、100万円貯めるための大事なポイントです。