今回は調味料やレトルト食品、缶詰などの「賞味期限を切らしてしまう人」の傾向と、その解決策についてご紹介します。
傾向1. 「賞味期限が切れても大丈夫」という意識がある
肉や野菜のような賞味期限が短いものに比べて、調味料やレトルト食品、缶詰は賞味期限が長いのが特徴。さらに、肉や魚のような生鮮品ではないため、「賞味期限が多少切れても大丈夫」という意識を持ちやすいです。しかし、賞味期限内であっても開封した場合は早めに消費しなければなりません。また、レトルト食品や調味料は、賞味期限が切れても味が変わらない場合があります。そのため過信して使ってしまうのでしょう。
●解決策
簡単なようでなかなかできないことですが、解決策は賞味期限を意識すること。開封したものは、開封日を油性ペンなどで書いておくといいでしょう。
また、食品の見た目や匂いが変わらなくても、風味が劣化したり栄養素が失われたりしていることがあります。賞味期限を守ることが重要だと再認識し、せっかくお金を出したのであれば、おいしいうちに食べ切りましょう。
傾向2. 使用頻度が低いものの賞味期限をチェックしない
少量ずつ使う場合も多い調味料。使用頻度が低いものは、特に賞味期限に気付きにくいものです。このような調味料の賞味期限をあまり確認しないことも、賞味期限を切らしてしまう人の傾向といえるでしょう。●解決策
定期的に在庫を確認する習慣をつけましょう。最低でも月に1回は冷蔵庫や食品棚をチェックし、賞味期限が近いものを目に付く位置に移動させて優先的に使うようにします。
傾向3. 種類を多くそろえすぎている
調味料やレトルト食品は種類が豊富で、いろいろと買ってしまいがちです。ドレッシングなど、既に開封しているものが冷蔵庫に何本も並んでいるご家庭もよく見かけます。 ●解決策使用する頻度が高いものに絞って購入する習慣をつけるのがいいでしょう。「安いから買う」ではなく、「必要だから買う」ことを習慣づけることが大切です。また、サイズが小さく、すぐに使い切れる量のものを購入するのもおすすめです。
傾向4. 在庫が1カ所にまとまっていない
開封前の調味料やレトルト食品、缶詰などの保管場所に問題があることも。パントリーや食品棚にまとめていても、その中にバラバラに置いていると在庫管理がしにくくなります。●解決策
種類ごとに置く場所を1カ所にまとめましょう。在庫の個数を決めてそれを守ることが重要です。棚の奥のものが見えにくい場合は、カゴなどを使って引き出しタイプの収納にし、奥のものまで簡単に見えるような収納に変えましょう。
今回ご紹介したように、賞味期限を切らしてしまう人にはさまざまな要因があるものです。多く買いすぎないこと、保管する場所を工夫すること、定期的な在庫管理を徹底することで、買ったものを無駄にしてしまうリスクを大きく減らすことができます。
買ったものはおいしい状態で食べ切ることで、食品ロスの削減になる上、食費の節約にもなります。今回ご紹介した内容に当てはまる人は、ぜひ習慣を見直してみてくださいね。