
生成AIは使用していない。制作会社が声明 ※画像出典:CHOCOLATE Inc.公式X
「手作業で制作された」赤いきつねCM企画会社が声明
ネット上で議論の的になっている「赤いきつね」のCM、その内容は若い女性が泣きながらテレビを見る途中に赤いきつねを食べるというもの。これを見たSNSユーザーからキャラクターの姿勢や箸を持つ指の描き方がおかしいという指摘があり、「生成AIを利用している」というコメントが散見される事態となった。
このような一連の流れに対してCHOCOLATE Inc.は「本作は、すべての制作過程において一切の生成AIを使用しておらず、すべてプロのアニメーター・クリエイターによる手作業で制作されたものです。弊社とクライアントにて検討を進めた企画案に基づき、作品の表現は、制作チームと共に検討・制作いたしました」と主張し、疑惑を晴らした。
また「虚偽の情報を拡散する行為や、関係者に対する誹謗(ひぼう)中傷は、当該個人の名誉を著しく毀損するものであり、看過できるものではございません」とコメント。最後に「どうか特定の個人への悪質な誹謗中傷や虚偽の情報拡散に関してはお控えいただき、クリエイティブに関するご意見がございましたら、以下メールアドレスまでお寄せいただけますと幸いです」として、同社の問い合わせ先のメールアドレスを添えて文章を締めた。
「作画ミス=AI使用と言えるほどに……」SNSユーザーからはさまざまな意見
この投稿にSNSユーザーからは「『生成AIじゃない』と言い切った以上、嘘だったら信用問題になる覚悟で言ってるんだろうし信じて良い会社なんだな」「御社の毅然とした対応を応援しております」といった声が散見された。また、過去に作画ミスがあったアニメ画像を引用し「いつから作画ミス=AI使用と言えるほどに人は完璧になったんだ」とコメントも見られた。
SNSで炎上した際に、根拠のない臆測を真実であるかのように投稿する。このようなことは近年増えてきている。改めてSNSで発信する際はリテラシーをもってコメントするよう、一人ひとりが心掛けるべきではないだろうか。
<参考>
CHOCOLATE Inc. 公式X
東洋水産のYouTubeチャンネル「maruchanchannel」
※コメントは原文ママ