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箱根駅伝、厚底シューズの次は“高機能ソックス”旋風!? 好記録が相次ぐ裏側に「3本指ソックス」の存在(2ページ目)

“厚底シューズ旋風”が起きてから、箱根駅伝ではどんどん速い記録が生まれるようになりましたが、その裏側では、近年、ランニングソックスに革命が起こりつつあります。特に3本指ソックスは箱根駅伝でも着用されており注目のアイテムです。

藤枝 秀幸

執筆者:藤枝 秀幸

弁理士ガイド

実際に3本指ソックス「スリーグリップス」を着用して走ってみたら

筆者も実際に3本指ソックス「スリーグリップス」を着用して走ってみました

筆者も実際に3本指ソックス「スリーグリップス」を着用して走ってみました

筆者は毎朝15kmほど走っているのですが、実際に「スリーグリップス」を履いて、1km3分45秒ほどのペースで10km走ってみました。

するとこの3本指ソックスのすごさがよく分かりました。今までのソックスと比べて「楽に速く走れる」のです。また端的に言うと以下の3つを実感しました。

1:歩幅(ストライド)が伸びた。
2:足底のアーチが崩れないので、ペースが最後までほとんど落ちなかった。
3:走り終わった後の疲労感がいつもより少ない。

足の指の力を最大限発揮できているためか、明らかに歩幅が伸びたというのが他の靴下と比較して顕著に感じた点です。筆者がこれまで使用していた靴下も、いわゆる高機能ランニングソックスなのですが、そうした靴下と比較しても歩幅がいつもよりも自然と伸びていました。

そして、足裏のアーチを形成・保持する機能が実に良いです。足裏のアーチをサポートする機能があるランニングソックスは他にもあるのですが、それらと比較しても非常に強力にアーチを形成・保持する力があると感じました。
図2:足裏アーチの様子 ※画像出典:スリーグリップス 公式Webサイト

図2:足裏アーチの様子 ※画像出典:スリーグリップス 公式Webサイト

足裏アーチは図2のように形成されますが、通常、長時間走っていると徐々にアーチが崩れてきて、着地衝撃も大きくなり、その結果走るペースが少しずつ落ちていきます。しかし、アーチがしっかりと形成され、保持されたままであれば、アーチがクッションになり最後までペースが落ちにくくなります。

この3本指ソックス「スリーグリップス」は、足の指の力を最大限発揮するという効果のみならず、足裏のアーチ形成・保持機能もかなり優れているので、そのような点から、箱根駅伝で好成績を出す大学のランナーも着用しているのではと考えます。

また、この3本指ソックスは、ランニングやジョギングのみならず、他のスポーツにも十分有効でしょう。特にジャンプの多いスポーツ(バレーボールやバスケットボール等)なら、足の指の力を最大限発揮できることでより高くジャンプできる可能性がありますし、着地の衝撃もアーチ形成・保持機能で抑えられるのではないでしょうか。

「スリーグリップス」以外にも、特許を取得したランニングソックスが近年増えており、「スリーグリップス」を含めそれらの多くは日本のメーカーによって作られているものです。まさに、日本人の職人技から生まれている特許技術と言っても過言ではないはずです。

これまでは厚底シューズばかりが注目されてきましたが、今後は、ランニングソックスもどんどん高機能になって、今まで以上の好記録が生まれるようになっていくかもしれません。

>次ページ:【画像】3本指ソックス「スリーグリップス」
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