今回は冬に気を付けたい3つの「NG部屋干し方法」と、節約や防臭につながるTipsをご紹介します。
1:ストーブの上や近くに洗濯物を干すのはNG
ストーブ付近に洗濯物を干すと早く乾くというイメージがある人もいるかもしれませんが、ストーブの上や近くに洗濯物を干すのはNGです。人が近くを通ったときに洗濯物が揺れてストーブの上に落ちてしまうと、火災の原因になりかねません。これは石油ストーブだけでなく電気ストーブでも同様です。2:カーテンレールに洗濯物を干すのはNG
洗濯物の水分がカーテンに付くとカビが発生する原因に
カーテンレールで干したい場合は、カーテンを開けて洗濯物がカーテンに触れないようにしましょう。
3:湿度が高い部屋に干すのはNG
冬に限らずですが、室内には温湿度計を置くようにしましょう。健康のためにも無駄な電気代を使わないためにも必需品です。その上で、湿度が70%以上の部屋で洗濯物を干すのはNGです。洗濯物自体も乾きにくいですし、高い湿度の部屋に水分を含んだ洗濯物を干すことは、壁やカーペットの下などにカビが発生する原因にもなりかねません。
Tips:冬の部屋干しは電気代を節約した乾燥対策にもなる
乾燥注意報が発表されることも多い冬。喉が乾燥すると免疫力も落ちるので、健康の面でも部屋の湿度は50~60%に保つことが理想とされています。そこで活躍するのが加湿器。水を沸騰させるので衛生的に加湿でき、加湿量も多いことで人気の「スチーム式加湿器」ですが、電気代が高いのも事実です。例えば、象印の公式Webサイトによると、人気のスチーム式加湿器・EE-T型は強運転(加湿時)で1時間当たり約14.3円。湯沸かし時はこれ以上の電気代となりますが、仮に湯沸かし時を抜いて加湿時のみで計算しても1日で343.2円。1カ月(30日)で1万296円と、電気代としてはかなり高額になります。
乾燥注意報が出ているときの部屋の湿度は30%台という場合も。加湿器を使うのもいいですが、洗濯物を部屋干しをすることでも湿度を上げることができます。部屋干しは電気代を節約しつつ湿度を上げることもできる、一石二鳥の手段なのです。
Tips:洗濯物の部屋干しの臭いを防ぐためには?
部屋干しの臭いを防ぐために
- 洗濯するときに酸素系漂白剤や部屋干し用洗剤を使う
- 脱水が終わったらすぐに干す
- 扇風機の風を洗濯物に当てる その際はできる限り多くの洗濯物に風が当たるように干す(扇風機の電気代は平均的なもので1時間当たり0.5~1.5円)
- タオルは片方を長く干す
- 靴下はピンチに1つずつ干す
- シャツ類、パンツ類は中に空洞ができるように干す
洗濯物が乾きやすい干し方
今回ご紹介したように、冬の部屋干しはNG行動を避ければ節約にもつながるものです。注意点を意識して、ぜひお試しください。