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部屋干しでカビが発生する!? 冬に気を付けたい「NG部屋干し」3選【家事のプロが解説】

洗濯物が乾きにくい冬は部屋干しをする人も多いでしょう。しかし、冬の部屋干しにはNGとなる行動がたくさんあります。今回は、冬に気を付けたい「NG部屋干し方法」と節約や防臭につながるTipsをご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

冬の洗濯物部屋干し注意点

冬の部屋干しには気を付けるべきことがたくさん

冬家事のお悩みといえば、日照時間が短く、洗濯物を外に干してもなかなか乾かないこと。部屋干しをするご家庭も多いと思いますが、実は冬の部屋干しには注意しなければならない点があるのです。

今回は冬に気を付けたい3つの「NG部屋干し方法」と、節約や防臭につながるTipsをご紹介します。

1:ストーブの上や近くに洗濯物を干すのはNG

ストーブ付近に洗濯物を干すと早く乾くというイメージがある人もいるかもしれませんが、ストーブの上や近くに洗濯物を干すのはNGです。人が近くを通ったときに洗濯物が揺れてストーブの上に落ちてしまうと、火災の原因になりかねません。これは石油ストーブだけでなく電気ストーブでも同様です。

2:カーテンレールに洗濯物を干すのはNG

洗濯物の水分がカーテンに付くとカビが発生する原因に

洗濯物の水分がカーテンに付くとカビが発生する原因に

ハンガーが掛けやすいという理由からカーテンレールで洗濯物を干しがちですが、これもNGです。頻繁に洗うわけではないカーテンには汚れが付着しており、そこに洗濯物の水分が付くとカビが発生する原因になります。

カーテンレールで干したい場合は、カーテンを開けて洗濯物がカーテンに触れないようにしましょう。

3:湿度が高い部屋に干すのはNG

冬に限らずですが、室内には温湿度計を置くようにしましょう。健康のためにも無駄な電気代を使わないためにも必需品です。

その上で、湿度が70%以上の部屋で洗濯物を干すのはNGです。洗濯物自体も乾きにくいですし、高い湿度の部屋に水分を含んだ洗濯物を干すことは、壁やカーペットの下などにカビが発生する原因にもなりかねません。

Tips:冬の部屋干しは電気代を節約した乾燥対策にもなる

乾燥注意報が発表されることも多い冬。喉が乾燥すると免疫力も落ちるので、健康の面でも部屋の湿度は50~60%に保つことが理想とされています。

そこで活躍するのが加湿器。水を沸騰させるので衛生的に加湿でき、加湿量も多いことで人気の「スチーム式加湿器」ですが、電気代が高いのも事実です。例えば、象印の公式Webサイトによると、人気のスチーム式加湿器・EE-T型は強運転(加湿時)で1時間当たり約14.3円。湯沸かし時はこれ以上の電気代となりますが、仮に湯沸かし時を抜いて加湿時のみで計算しても1日で343.2円。1カ月(30日)で1万296円と、電気代としてはかなり高額になります。

乾燥注意報が出ているときの部屋の湿度は30%台という場合も。加湿器を使うのもいいですが、洗濯物を部屋干しをすることでも湿度を上げることができます。部屋干しは電気代を節約しつつ湿度を上げることもできる、一石二鳥の手段なのです。

Tips:洗濯物の部屋干しの臭いを防ぐためには?

部屋干しの臭いを防ぐために

部屋干しの臭いを防ぐために

部屋干しをすると洗濯物が臭うというお悩みがある人もいるでしょう。この原因は、洗濯物に付着しているモラクセラ菌。長時間湿った状態の洗濯物でモラクセラ菌が繁殖したことによる臭いなのです。部屋干しをする場合は、洗濯物の雑菌を減らして早く乾かすのがポイントとなります。以下の6つの点を意識してみてください。
  • 洗濯するときに酸素系漂白剤や部屋干し用洗剤を使う
  • 脱水が終わったらすぐに干す
  • 扇風機の風を洗濯物に当てる その際はできる限り多くの洗濯物に風が当たるように干す(扇風機の電気代は平均的なもので1時間当たり0.5~1.5円)
  • タオルは片方を長く干す
  • 靴下はピンチに1つずつ干す
  • シャツ類、パンツ類は中に空洞ができるように干す
洗濯物が乾きやすい干し方

洗濯物が乾きやすい干し方


今回ご紹介したように、冬の部屋干しはNG行動を避ければ節約にもつながるものです。注意点を意識して、ぜひお試しください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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