なりたい職業ランキング、気になる1位は?※画像出典:LINEリサーチ
この記事では男子高校生のなりたい職業ランキングとその理由を発表。過去のランキングなどと比較しながら、その変遷をたどってみよう。
男子高校生のなりたい職業ランキング、1位は?
高校生のなりたい職業ランキングと、会社を選ぶときに重視しそうなこと※画像出典:LINEリサーチ
「国家公務員・地方公務員」は2023年と2022年の同調査でも1位に。また2024年の女子高校生への調査でも3年連続で1位を獲得しており、高校生たちにとって人気の高い職業であることがうかがえる。
その他、男子中学生への調査ではトップ10に入らなかった「機械エンジニア・整備士」や「設計者・開発者・工業デザイナー」「公認会計士」といった職業もランクインした。
それぞれの職業に就きたい理由としては、以下のような回答が寄せられた。
■1位「国家公務員・地方公務員」になりたい理由
- 日本のために働きたいから(高1男子)
- 親がそうだから(高1男子)
- 公務員は安定してるから(高2男子)
- 恩師のような授業がわかりやすい先生になりたかったから(高1男子)
- 特定の学問に興味を持ったから(高2男子)
- 映画が好きで特にキングダムの実写の映像効果は、目を見張るものがあった(高1男子)
- 機械をプログラムして動かすことが楽しそうだから(高2男子)
※有給制度、休日の多さなど
20年前の「男子高校生がなりたい職業」ランキングは?
では昔の男子高校生は、どのような職業に就きたいと考えていたのだろうか。ベネッセ教育総合研究所が2004年に実施した「第1回子ども生活実態基本調査」によると、「男子高校生のなりたい職業ベスト20」の1位は「学校の先生」、2位は「公務員」、3位は「医師」、4位は「理学療法士・臨床検査技師・歯科衛生士など」、5位は「薬剤師」であった。
この結果から、「学校の先生」や「公務員」は今も昔もなりたい職業の上位であることが分かる。しかし「医師」「理学療法士・臨床検査技師・歯科衛生士」「薬剤師」は2024年の調査では圏外になっているというのは、時代の変化を象徴するトピックスではないだろうか。
他の記事では、「男子中学生」「女子中学生」「女子高校生」のなりたい職業ランキングを紹介している。気になる方はぜひチェックを。
※回答者のコメントは原文ママです
<調査概要>
調査期間:2024年11月21日~2024年11月25日
調査対象:日本全国の中学生、高校生の男女(有効回収数:1039人)
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
<参考>
・リサーチノート「中学生・高校生のなりたい職業、『国家公務員・地方公務員』が人気。男子中学生では『スポーツ選手』が1位に」(2024年調査)
・リサーチノート「中学生・高校生のなりたい職業、『国家公務員・地方公務員』が上位」(2023年調査)
・リサーチノート「高校生のなりたい職業1位は男女ともに『国家公務員・地方公務員』」(2022年調査)
・ベネッセ教育総合研究所「第1回子ども生活実態基本調査報告書 [2004年]」