体調を崩した時の夫の態度!
「私たち夫婦は共働きで、28日から夫も私も休みでした。28日は少しゆっくりしようということになり、久々に家族で外食。でもなんだかあまりおいしいと思えなかった。そのあたりから体調がおかしかったんでしょう」アユミさん(42歳)はそう振り返る。29日は大掃除をするはずが、だるくて体が動かない。せめて買い物に行こうかとも思ったが、夕方から悪寒がし始めた。9歳と5歳の2人の男の子は元気そのもの。
「今日は早めに寝てしまいたいから、子どもたちを連れてどこかで食べるか、冷凍庫にいろいろあるから夕飯の準備をしてくれないかなと夫に頼むと、『今日はきみが手料理を作ってくれるはずだったじゃないか』と駄々をこね始めたんです。具合が悪いと言っているのに、大丈夫かの一言もなく、自分の要求だけを押しつけてくる。子どもよりタチが悪い」
熱を測ると37度7分。これから上がりそうだなとは思ったが、夫にグチグチと言われるのが嫌だったことと、子どもたちがおなかをすかせているようだったので、アユミさんは食事の支度をした。
「冷凍庫の作り置きや冷凍食品をチンして、ごはんを炊いてお味噌汁を作って。でもこれだけだと何か言われそうだったので、白菜や海鮮の中華風煮込みを作りました。夫の好物なので。上の子がせっせと手伝ってくれましたが、できあがると同時に私はダウン。水だけ持って寝室にこもりました」
「なんだ、治ったんだ」と夫
解熱剤くらい飲めばよかったのだけど、それさえ億劫でできなかったとアユミさんは言う。夜中に目覚めて熱を測ると38度3分まで上がっていた。やっとの思いで起き上がり、リビングまで行って解熱剤を飲んだ。ふとキッチンを見ると、お皿も鍋も洗っていない状態だった。「私、キッチンのシンクに皿が積み重なっているのが耐えられないんですよ。見てしまったら洗うしかない。そんな気持ちになってせっせと洗いました」
そこへ登場したのが夫。
「なんだ、治ったんだ。同じ部屋で寝てうつされると嫌だから、狭い書斎で寝てた」
夫はいきなりそう言った。アユミさんは言い返す気力も出なかった。
>許せない……無神経な夫の言葉