年末に悪縁をリセット! 関係を整理するべき人とは
<目次>
関係を整理すべき相手1:あなたを傷つける人
まず距離を空けた方がいい相手は、「あなたを傷つける人」です。例えば、あなたに失礼なことを言ったり、都合よく利用したりしてくる相手とは、関係をリセットした方がいいでしょう。本来は、誰もが「大切にされるべき存在」です。誰1人として、傷つけられていい人はいません。
精神が成熟している人は、相手を問わず尊重します。だから、もしあなたに失礼なことをしてくる人がいたら、「自分が悪いんだ」なんて思わず「こんなひどいことをする相手がおかしいんだ」と思うようにしましょう。
もちろん、自分に落ち度があり、叱ってくれたりアドバイスをくれたりする場合は、話が違います。その言葉をきちんと聞く必要があります。
ただし、「相手が愛情を持って言ってくれるのかどうか」の見極めはした方がいいもの。たとえ相手の言うことに正当性があっても、言い方は大切です。人格を否定するようなひどい言葉を投げ掛けるような相手は、考えもの。「あなたのためを思って……」と言っているのだとしても、人格否定をする場合は、「あなたのためではない」ことも少なくないからです。
仮に相手はよかれと思って言っているのだとしても、どこか“うっぷん晴らし”をしていることもあるので、注意した方がいいでしょう。
逆に、付き合うべき相手は、「あなたを尊重し、大切にしてくれる人」です。相手の立場に立って物事を考えられるような、思いやりのある相手と関わっていった方がいいでしょう。
関係を整理すべき相手2:一緒にいると堕落してしまう人
出会ってから、自分がどんどん悪い方向に向かっていってしまっているような相手は、注意が必要です。頻繁に行動を共にしていると、互いに影響を受けやすくなります。自分では「そんな姑息(こそく)なことをしても、大丈夫かな?」と疑問に感じても、「相手がいいと言っているのだからいいか!」とズルズルと悪い方向に進んでしまうこともあります。
例えば、“一緒にいると堕落していく相手”というのは、あなたの「欲望や心の弱い部分を刺激する」ことが多いもの。「悪いお金儲けを誘ってくる」「不誠実な関係をもちかけてくる」というのはもちろんのこと、嫉妬している相手に対して一緒に意地悪をするようにけしかけたり、うその情報で洗脳してきたりするようであれば、速やかに離れた方がいいでしょう。
本来は、自分自身の心を鍛え、判断力を高めることで、そういう残念な相手の影響は受けにくくなりますが、心が強くなる前に悪い方向に進んでしまうことは多々あります。その人と会ってから、「自分はどんどん不幸せになっている」「状況が悪化してきている」と感じる場合は、離れるべき相手であることを理解した方がいいでしょう。
逆に、付き合うべき相手は、「一緒に向上し合える相手」です。そういう相手は、あなたが誤った道に進みそうなときは、きちんと注意をしてくれます。さらに、もっといい方向に進めるアイデアを出してくれたり、あなたを応援し、前向きな気持ちにさせたりしてくれることも多いでしょう。
関係を整理すべき相手3:自分らしくいられない、近しい関係の人
自分らしさを失ったまま幸せになる人は、皆無です。でも、現代人は、いつでも自分らしくいられる環境にいることは、少ないでしょう。例えば、私たちは仕事をしているときには、仮面をかぶっていることも少なくありません。ふざけながら仕事をするわけにはいかないので、当然のことかもしれません。でも、プライベートでは自分らしくいた方がいいもの。近い関係なのに、一緒にいても自分らしくいられない場合は、要注意です。親しければ親しい程、その人と関わると幸せではなくなっていくことが多いからです。
例えば、家族や恋人、親友と呼べるくらいに近しい友人が、「あなたらしさを受け止めず、理想ばかり押し付けてくる」「自分の都合であなたをコントロールしようとしてくる」場合は、気を付けた方がいい。絶縁や絶交まではしなくてもいいのですが、そういう相手とは少しずつ距離を置いた方がいいでしょう。
逆に、“距離を縮めて付き合ってもいい相手”は、「あなたらしさを理解し、受け止めてくれる人」です。そして、あなたのことを「信じてくれる人」がいいでしょう。そういう相手が傍にいると、人はもっともっと強くなれるのです。
自分が“悪縁判定”されないようにご注意!
ここまで紹介した「関係を整理すべき相手」の3タイプに、自分が当てはまるときは、注意が必要。自分の方が関係をリセットされてしまう恐れがあるからです。「傷つけるようなことをする」「堕落するようなことを勧める」「相手らしさを認めない」場合は、相手に窮屈な思いをさせ、嫌われてしまうことは多いでしょう。年内に悪縁はリセットして、一緒に幸せになれるような人間関係を築いていきたいものですね。