10年前にも新宿駅前での路上ライブで書類送検されたアイドルグループがいた
新宿駅前の路上ライブで書類送検されたアイドルは過去にも
当時書類送検されたのは、「フレア・ラ・モードAce」というアイドルグループのメンバーとマネジャーらです。彼女らは、新宿駅前で路上ライブを度々行っていたため、新宿警察署から厳しく注意を受け、今後新宿駅前の路上で演奏しない旨の誓約書まで書いたのですが、それでもマネジャーが今後も路上ライブを続けると警察に話したため、悪質性が高いとして書類送検に至ったといいます。
このように、繰り返し注意を受け、それでもなお路上ライブを続けるような場合に、書類送検にまで至ってしまうと考えられます。
以前、路上ライブの逮捕や書類送検について警察署に確認した際の回答としては、すぐにその場で逮捕するようなことはなく、悪質性が高いと考えられるものに対しては後日書類送検する場合があるとのことでした。
新宿駅前での路上ライブで書類送検された事例の共通点
新宿駅前の路上ライブで書類送検されたのは、どちらもアイドルグループであるという共通点があります。また、どちらも東日本大震災やコロナ禍により催し物が少なくなった後、それらが回復してきて徐々に催し物が多くなり、路上ライブも以前のように活気づいてきた時機での書類送検という、タイミング的な共通点もあるように見受けられます。この2つの共通点から考えられるのは、警鐘を鳴らすような意味合いで、路上ライブが活気づいてきたタイミングで目立つグループが書類送検の対象になりやすいのではということです。
現在、千葉県の船橋市や柏市では路上ライブの公認制度を導入しており、所定の条件を満たせば合法的に路上ライブができます。こうした合法的に路上ライブができる場所が増えれば駅前での無許可の路上ライブも減っていく可能性があるため、今後はこのような公認制度が普及するとよいのではと考えます。