選挙における広報を全面的に任されていたと自身のコラムで公表したPR会社社長に対し、斎藤知事は「頼んだのはポスター制作のみで、SNS運用などは陣営側が行っていた」と主張。ことの真偽もさることながら、ちまたで話題になっているのはPR会社社長のことだ。
「広報全般を担った」と公表して騒動に
この女性は高校時代と大学時代にフランスへの留学経験があり、慶應義塾大学を卒業後はパリのメガバンク東京支社に就職。そして3年後に地元である兵庫へUターン、母親の起業を手伝いながら広報の重要性を認識したという。斎藤知事の選挙後、「今回広報全般を任せていただいていた立場として、まとめを残しておきたいと思います」と広報戦略を詳細に公開し、自身のYouTubeチャンネルでも県知事選について発信していたようだ(現在は削除済)。
この一件が公職選挙法に抵触しているか否かは定かではない。それとは別に、ネットでは「何のためにこの暴露が行われたのか」「承認欲求の強さにあきれる」という声も多数飛び交っている。
むしろ並外れた自己顕示欲
もともとセレブ系の女性だから、承認欲求は満たされているはず。むしろ並外れた自己顕示欲を持っていて、今回の選挙戦が「SNSによる勝利」と言われ、斎藤陣営が注目を浴びる中、「いや、そうじゃない。私こそが」と世間に知らしめたかったのだろう。「選挙は総合格闘技、私は最前線で闘っている」と投票日前の収録で彼女は述べている。
それなのに当選したら、急に陣営だけが注目を浴びることに耐えられなくなったのかもしれない。「私がやったのに」という気持ちを抑えられなくなったのだろう。広報はあくまでも裏方仕事ではないのだろうか。
それにしても、気持ちがいいほどの自己顕示欲である。縁の下の力持ちという言葉とは無縁の人生を送ってきた女性に違いない。
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