亀山早苗の恋愛コラム

新婚数カ月で職場の後輩に寝取られていた…サレ妻が「スピード離婚」前に仕込んだ復讐の破壊力

結婚から1年も経たずに、会社の後輩と不倫をしていた夫。不倫相手の上司と関係が続いたまま結婚し、6カ月でそれがばれた妻。どちらのカップルもすぐに離婚をしたが、不倫をされていた側の心には、今も深い傷が残ったままだ。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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スピード離婚を経験したサレ妻、サレ夫の傷は深い

スピード離婚を経験したサレ妻、サレ夫の傷は深い

年間20数万件の離婚のうち、同居1年未満の離婚は6%、3年未満までを累計で見ると20%だという。スピード離婚は意外と多い。中でも結婚して比較的早い時期に、相手の浮気が分かったというケースは、「早くわかってよかった」「新婚なのに許せない」と反応もさまざまだが、恋愛気分が抜けないうちの不倫発覚は傷も深い。 

許せない! 結婚3カ月で夫が不倫

「彼と私は同じ部署で一緒に仕事をしているうちに親しくなりました。付き合っている間は周囲には言わなかったけど、1年半前、結婚を決めたときはみんなが喜んでくれたんです」

サヤカさん(33歳)はそう言う。相手は3歳年上の先輩で、結婚と同時にサヤカさんが希望を出して部署を異動、もともと望んでいた広報の仕事に就いた。

「結婚して落ち着き、仕事もどんどんやっていこうと思っていた矢先、夫の様子がおかしくなったんです。帰宅がやたらと遅いけど、かつては同じ部署だったから情報も入ってくる。彼はそれほど忙しくないはずだって。なんだか胸騒ぎがしました」

結婚して3カ月、夫が外泊し、彼女は耐えられなくなって夫が寝ている間に携帯電話を見てしまう。そこにあったのは、彼女の後輩と夫のアツアツなやりとりだった。

「先輩に悪いと思う、と書いている彼女と、『オレ、結婚して後悔してるんだよね。きみと結婚するべきだった』と返信している夫。『私たち、あっちも合うよね。サヤカ先輩とはしないの?』『しないよ、きみのほうがずっとすてきだから』というやりとりに、頭がクラクラしました」

裏で夫を寝取っていながら……

4歳年下の後輩は、廊下で会うと「サヤカ先輩、今度、ごはん行きましょうよ」と慕ってくれる存在だった。だが彼女は、裏でサヤカさんの夫を寝取っていたのだ。

「彼女、自分は同性には好かれないタイプだと嘆いていたことがあったんです。でも素直でいい子だと思っていたから、私はかわいがっていたんですよ。それなのにとんでもない裏切りをしてくれた。夫も夫です。私は夫との間に信頼関係があると思っていたのに、彼はそうは思ってなかったんでしょうね」

サヤカさんは1週間、考えたあげく、夫に携帯のことを告げた。人のものを勝手に見るなんてと怒った夫だが、その直後に「彼女からいろいろ相談を受けているうちに、つい。本気じゃないんだ」と謝罪してきた。

「すべて想定内でした。でもこういう男は必ず繰り返す。たった3カ月しか保たないのなら、どうして結婚したのよと彼を思いきり殴ってしまいました」

一緒に借りたマンションを、彼女はひとりで出て行った。実家に戻ってから妊娠していることがわかった。

「妊娠したけど産まないからと彼に言ってやりました。本当はひとりで産んで育てるつもりだったけど。彼は私の実家に飛んできて床に頭をすりつけていたけど、私はやはり許せなかった。でもね、結局は流産しました。生まれてこられなかった子に申し訳なくて。私は社内のおしゃべりな女性にこの話を全部伝えて、会社を辞めました」

もちろん、噂はすぐに広まり、彼もいられなくなったらしく退職したと聞いた。離婚が成立して1年近くたった今も、サヤカさんはまだ立ち直れずにいる。

>不倫相手と続いたまま結婚をしていた妻も
 
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