楽してお金持ちになりたいなら?
「楽をしてお金持ちになりたいなら、まずは何をしたらいい?」
人間、生きているだけでも忙しいですよね。仕事や家のことでいっぱいいっぱいで、これ以上努力はできない。この質問をくれた方は「そんな自分でもお金持ちになる方法はあるのか?」と気になったのだそうです。
そこで本記事では、なるべくラクにお金持ちになるには、どんなことに気を付けると良いのか、筆者の考えをまとめていきます。
ラクしてお金持ちになる大原則
お金持ちになる方法は「ダイエットで痩せる方法」と同じで、方法ははっきりしています。ダイエットでは、「消費カロリーを増やす」「摂取カロリーを抑える」を両立することが求められます。痩せたい痩せたいと言いつつ痩せられない人は、この鉄則を無視して食べ過ぎたり、運動をサボったりしているから痩せません。
お金持ちになる方法もこれと同じで、「稼ぐお金を増やす」「使うお金を減らす」を両立する必要があります。お金持ちになりたいと言いつつなれない人もまた、この鉄則を無視して贅沢三昧しているか、稼いでいないかのどちらかです。
ダイエットも貯金も「マラソン」みたいな物なので、無理をすると続きません。厳しい食事制限で一時的に痩せることはできても、長続きしないとリバウンドして、かえって太ってしまうでしょう。
貯金も同じで、ひもじい思いをして無理やりお金を貯めたり、好きでもない仕事で長時間労働したりすると、鬱憤が溜まってかえってお金を使いたい衝動に駆られ、お金だけでなく多くの時間も無駄にしてしまう可能性があります。
ですから、ダイエットも貯金も「自分に合ったやり方」を見つけるのが良いかと思います。
働くのが好きな場合
働くのが好きな方は、バリバリ働いて、お客さまを喜ばせて、対価として高い代金をいただくのが良いでしょう。ビジネスで成功している方はだいたい自分の仕事が大好きです。仮に好きでなくとも、「大っ嫌い」でもないです。
個人的には、「寝食を忘れるほど没頭できる、大好きな仕事で好きなだけ働く」というのが一番、ラクしてお金を稼げるかと思っています。
株式投資などで得られる金融所得は、100万円の投資で数万円くらいのリターンがせいぜいですが、バリバリ働いていれば年に何十万円と昇給できるでしょうし、同時に年金や退職金の受取額を増やすこともできます。
節約するのが好きな場合
バリバリ働くよりも「質素に生きる」のが好きな方は、定期的に家計を合理化して、浮いたお金を投資に回すなどして金融所得を作ると良いでしょう。最近は、iDeCoやNISAなど資産形成の制度も充実しています。
経験則として、日本株や米国株の指数に連動するインデックス投資では年あたり4~6%くらいの利回りが期待できますから、バリバリ貯めて、バリバリ投資する、というのも1つです。
年5%複利で、毎月10万円ずつ積立投資をした場合、20年後には3600万円ほどの蓄えができます。新しいNISAのつみたて投資枠がちょうど月10万円ですから、まずはここを埋めることを目指すと良いでしょう。
金融資産が増えてくると、蓄えたお金が所得を生むため、その所得のおかげでもっとお金が貯まるようになり、雪だるま式に資産が蓄えられるようになります。
金融資産が3600万円ほど貯まると、年5%のリターンで年180万円の規模にもなります。20年後の180万円がどれほどの価値かは分かりませんが、月15万円の収入源は、それなりに家計の足しになってくれるでしょう。
自分にあった形で
「消費カロリーを増やすか」「摂取カロリーを抑えるか」というダイエットと同じで、お金持ちになる方法も「収入を増やすか」「支出を抑えるか」の2つしかありません。なるべくラクにお金持ちになりたいなら、この2つのうち「自分に向いているのはどっちか?」を考えてみて、無理のない蓄財計画を練ってみると良いでしょう。