節約

やらないと来シーズンに後悔する…「夏じまい」の4つのポイント【家事のプロが解説】

夏が終わったら、夏に使ったアイテムのメンテナンスや衣替えなどの「夏じまい」をする必要があります。夏のアイテムをしっかりケアしないと、来シーズンに後悔することも…。今回は、忘れがちだけれどやっておきたい「夏じまい」のポイントをご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

夏じまいの忘れがちなポイント

扇風機

夏アイテムはシーズンオフになる前にしっかりとしたメンテナンスが必要

10月になっても夏日や真夏日があると夏の終わりがはっきりせず、ズルズルと夏のアイテムを使いながらシーズンオフを迎えがちです。夏のアイテムをしっかりケアをしないまま収納すると、来シーズンに後悔する事態にもなりかねません。

そこで今回は、忘れがちだけれどしっかりとやっておきたい「夏じまい」のポイントをご紹介します。

夏物の衣類は洗濯後に漂白剤で漬けおき

酸素系漂白剤の漬けおき

白い衣類は特にしっかりと酸素系漂白剤で漬けおきを

目に見えた汚れがなくても、夏に着た衣類には皮脂や汗が染み込んでいます。それらをそのままにして収納してしまうと、来シーズンになってシミや黄ばみとなってしまうことも……。そのため、長期保管する前にはしっかりと汚れを落とす必要があります。

この場合、酸素系漂白剤に漬けおきするのがおすすめです。しかし、実は順番を間違えがち。まずは洗濯で汚れを落とし、その後に酸素系漂白剤で漬けおきする方が効果があり、繊維の奥の汚れまでしっかりと落とすことができます。酸素系漂白剤での漬けおきが終わったらよくすすぎ、乾燥させてから収納するのが理想的です。

衣類や水洗いできる帽子などは、この順番でしっかりと汚れを落とすようにしましょう。

夏の遊び道具は水洗い

浮き輪

夏の遊び道具も汚れと水分を落としてから夏じまいする

子どもが使った浮き輪やビーチボールなどは、プールや海から帰ってきてそのままの状態になっている人もいるのではないでしょうか。汚れや海水の塩分がついたままだと素材を傷めてしまいますし、濡れている部分をそのまま畳むとカビが発生する原因にもなりかねません。

空気を入れて膨らませるアイテムであれば、まずは膨らませてから夏じまいの行程に入ります。ボディーソープなどを薄めた液でよく洗って汚れを落とし、しっかりと水ですすいでください。その後、膨らませたままの状態で風通しのいい日陰で干して完全に乾かしてから、空気を抜いて収納します。

夏のクールアイテムも忘れがち

近年、外出先でパーソナルに使えるクールアイテムが普及しており、利用している人も多いことでしょう。これらの夏じまいも忘れてはなりません。

ハンディファンのカバーにホコリ汚れがついている場合は、扇風機と同じように使い古した歯ブラシなどを使ってホコリ汚れを落とします。ネッククーラーは、水で濡らしてしっかり絞った布で付着している汗や皮脂をしっかりと拭いてから、乾燥させてください。

エアコンは冷房を使ったら送風運転

エアコンの夏じまい

冷房を最後に使ったら送風運転を

「夏の終わりにせっかくエアコン掃除をしたのに、暑くなってまた使っちゃった」という人は、今年は多いのではないでしょうか。最後に冷房を使ったあとは、必ず半日ほど送風運転をするようにしましょう。冷房や除湿を使うと、エアコン内部に水滴が残ってカビが発生する原因にもなります。送風運転によって水滴を飛ばすことができるので、冷房を使ったら送風運転をするようにしてください。

最近のエアコンには自動掃除機能により毎回送風運転をしてくれるものもあるので、その場合は手動での操作は不要です。
 

少し手間がかかる「夏じまい」ですが、やっておくことで来シーズンも気持ちよく使うことができます。ぜひお試しください。
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