現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人のみ
居住地：東京都
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：900万円
現在の資産：預貯金1500万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：5万8000円老齢厚生年金（厚生年金）：12万3000円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
「給与と年金で問題なく生活できる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。年金だけでは「毎月足りない」そうですが、「現職の給与」で生活費を賄えているためと、その理由を語っています。
ただ、働きながら年金を受給しているため「本来受給される年金額より月額3万円がカットされています」とあります。
「1級建築士の資格を取得しておいてよかった」
「仕事は建設関係でフルタイムの正社員です。定年後の再就職ですが1級建築士などの資格を取得しておいてよかったと思います。（ひと月の）給与は手取りで約32万円。年金と合算で毎月約48万円あり毎月約30万円貯蓄できます」とのこと。さらには「持ち家を借家にした家賃収入で固定資産税などの支払いに充填しています」と年金以外の安定した収入源をしっかり確保している様子です。
「詐欺被害にあってしまったが……」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「4年前にはなりますが、恥ずかしながら詐欺被害にあってしまい、若い頃に貯めた財産のほとんどを搾取されました」と告白。「手持ちが160万円ほどしかない状態でしたが、貯蓄してやっと現在は貯金額が約1500万円になりました」と語ってくれました。
今後の生活については「中学校時代から健康で、特に不安はないです。70代も現職でいるつもりで、とにかく貯蓄をしていく」とコメント。
それから「現在独身ですが再婚もまだあきらめていません。財産保有額が2000万円以上になったら交際相手の女性にアプローチ、プロポーズしようかなと考えています」と今後の目標も教えてくれました。
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