節約

炊飯に失敗……ご飯のリカバリー方法やアレンジレシピとは?【家事のプロが解説】

ご飯の硬さに満足がいかなかったり、ご飯がべちゃべちゃになってしまったり……。炊飯に失敗したことがある人は多いのではないでしょうか。今回は、炊飯に失敗したご飯のリカバリー方法やアレンジレシピをご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

理想の炊きあがったご飯

炊飯に失敗したらどうすればいい?

最近の炊飯器は優秀なので、米をしっかりといで正しい量の水を入れれば、基本的には炊飯に失敗することはありません。しかし、ちょっとしたミスで水の分量を間違えていたり、鍋を使った炊飯で火加減を間違えたりすると、炊きあがったご飯が硬くなったりべちゃべちゃになったりしてしまいます。

今回は、炊飯に失敗したときのリカバリー方法やアレンジレシピをご紹介します。

炊きあがったご飯が硬かったときのリカバリー方法

炊きあがったご飯が硬かった場合は、水を加えて再度炊飯することでリカバリーできます。方法は以下の三つです。

▼炊飯器で再度炊飯
米2合に対して水大さじ1から2を加えて全体をざっくり混ぜ、再度加熱します。少し硬い程度の場合は、水大さじ1をざっくり混ぜて保温しておくだけでも、ふっくらとおいしいご飯になりますよ。

▼蒸し器で加熱
せいろなどの蒸し器を使って蒸気を当てることで、硬いご飯をふっくらとさせることができます。この場合は蒸気の分の水分があるので、米2合に対して水大さじ1弱を全体にまわしかけるようにしてください。

▼電子レンジで加熱
大きめのお皿にご飯を広げ、米2合に対して大さじ1の水をふりかけます。ふんわりラップをして、電子レンジで加熱してください。加熱時間は3分程度で大丈夫です。

炊きあがったご飯が硬かったときのレシピ

硬いご飯をそのまま使って調理することもできます。

▼少し硬い程度であればチャーハンがおすすめ
少し硬い程度のご飯であればチャーハンにしてみましょう。多少の硬さはチャーハンにぴったりで、理想的なパラパラチャーハンに仕上がります。
チャーハン

少し硬いご飯はチャーハン向き


▼シチューやスープを利用してドリアに
硬いご飯を耐熱皿に入れ、その上にレトルトのシチューやカップスープを少なめのお湯で溶いたものを満遍なくかけます。最後にチーズをトッピングし、トースターで焼き色がつくまで加熱すればOK。シチューやスープの水分によって、硬いご飯がちょうどいい具合になる簡単レシピです。
レトルトシチューなどを利用してドリアにする

レトルトシチューなどを利用してドリアにする

炊きあがったご飯がやわらかかったときのリカバリー方法

おひつとご飯

おひつに広げて水気を飛ばす

炊きあがったご飯がやわらかかったときは、おひつに広げてざっくりと混ぜ、水分を飛ばします。無駄な水分を取ってくれるおひつが望ましいですが、おひつがない場合はフライパンなどご飯が広げられるものであれば大丈夫です。

炊きあがったご飯がやわらかかったときのレシピ

炊きあがったご飯がやわらかかったら、その水分を利用した料理にすることができます。

▼さまざまな味のおかゆや雑炊にする
おかゆと聞くと、病気のときに食べる味気ないメニューという印象を持つ人もいるかもしれませんが、味付けによってはかなり幅広く活用できるレシピです。炊きあがったご飯にさらに水を足して炊き続けることで、スタンダードなおかゆに仕上がります。

インスタントみそ汁にやわらかいご飯を入れて雑炊にしたり、鶏ガラスープのもとを使ったスープで雑炊にしたりするのもおすすめです。
雑炊

やわらかいご飯はさらに水を足しておかゆや雑炊に


▼洋風のリゾットにする
雑炊とほぼ同じイメージですが、洋風のリゾットにするのもおすすめです。コンソメスープをベースにし、きのこなどの野菜を加えて煮込むもよし、ソーセージなどを刻んで一緒に入れるもよし。最後に粉チーズをふりかけることで、より本格的なリゾットに近づきますよ。
リゾット

洋風のリゾットにする



炊飯は失敗しないのが理想ですが、失敗してもリカバリー方法やアレンジレシピがあります。ぜひお試しください。
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