株主優待で食費が節約できるかも!
店頭販売価格は例年の1~2割高、店舗によっては5割高くても飛ぶように売れているという報道もあります。今後も、お米の割高感は続くことが予想されます。
そこで、活用したいのが株主優待です。味に定評のあるブランド米を贈っていたり、毎年新米の出回る時季を待ってから発送を行っていたり、おいしさにこだわっている企業もあります。株主優待でお得においしいお米をもらえる銘柄をご紹介します。
300株以上でお米5kgを年2回進呈「サカイ引越センター」
近畿を地盤に全国展開する引っ越し運送会社、サカイ引越センター<9039>。優待品は、「お米」「QUOカード」「堺市世界遺産保全活用推進基金への寄附」からの選択制です。 お米を選ぶともらえる「岩手県産銀河のしずく」(※)は、日本穀物検定協会から発表される「米の食味ランキング」で最高評価である特Aを6年連続獲得した品種。おいしいお米を食べたいという方にはぴったりの優待です。100株以上で「岩手県産銀河のしずく」5kgを年1回、300株以上保有なら5kgを年2回もらえます。100株以上保有の場合、権利確定日は3月末、発送時期は6月頃とちょっと先です。300株以上保有なら、権利確定日は3月末と9月末、発送時期は6月頃と11月頃となります。いち早くお米を手に入れたいのなら、9月末の権利確定に間に合うように、300株以上保有するのがおすすめです。
※2024年度は、例年送られる「岩手県産ひとめぼれ」に代わり「岩手県産銀河のしずく」
お米と炊き上げ用の水ももらえる、合金の一大グループ「CKサンエツ」
シーケー金属とサンエツ金属を中核とした事業会社11社を傘下に収めるホールディングカンパニーCKサンエツ<5757>。サンエツ金属は、日本最大の黄銅棒・黄銅線メーカー。住宅・設備、電気・電子機器、自動車、宇宙航空などあらゆる分野で使用される重要素材です。 100株以上保有の株主に、富山県産コシヒカリ無洗米5kgと富山の名水2リットル(ペットボトル)×2本を贈っています。水は、環境省選定名水100選に選ばれた『立山玉殿の湧水』。この水でお米を炊くことで、ふっくらと艶(つや)のあるお米が炊き上がります。権利確定日は3月末、発送時期は10月下旬から11月中を予定しています。東北地方の新米を保有株数に応じて送付「薬王堂ホールディングス」
東北6県でドラッグストアや調剤薬局を展開する企業、薬王堂ホールディングス<7679>。優待品は、「自社プリペイドカードの電子マネー」か「東北地方産のお米」からの選択制です。 お米は保有株数に応じて、100株以上で3kg、1000株以上で5kg、3000株以上で10kgがもらえます。宮城県産「ひとめぼれ」や山形県産「つや姫」など、6銘柄からお好みのお米を選択できるのもうれしいポイントです。権利確定日は2月末、発送時期は新米が出荷される11月中旬を予定しています。
お米2kgがもらえる、医療装置メーカー「テクノメディカ」
採血検査における受付業務や、検査前の準備作業を自動化する装置「採血管準備装置」を開発するテクノメディカ<6678>。今もなおリーディングカンパニーとして大きなシェアを確立している企業です。東証スタンダードに上場。100株以上保有の株主に、一律お米2kgを贈っています。 権利確定日は9月末、優待品の発送時期は2024年12月上旬以降の予定です。なお、2024年3月期の配当について、当初の予定では1株当たり55円としていたところ、大幅に上回る1株当たり68円に増配しています。株主優待と配当金のダブルでうれしい銘柄です。
パックご飯や切り餅などの自社製品が魅力「サトウ食品」
「サトウの切り餅」や「サトウのごはん」でおなじみのサトウ食品<2923>。100株以上で1000円相当の自社グループ製品がもらえます。包装米や包装餅を手掛けるメーカーらしく、例年、株主へパックご飯や切り餅などを贈っています。保存のきくパックご飯や切り餅は、災害時の備えにも重宝します。 お米の価格が高騰している今、少しでもお得に手に入れたいものです。今回は厳選した5銘柄をご紹介しましたが、他にもお米を優待品にしている企業は複数あります。お米がもらえる株主優待を活用して、生活に役立ててくださいね。(監修:酒井富士子/経済ジャーナリスト・オールアバウトマネーガイド)
※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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