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金融機関に勤めたことのある人はどれくらい貯金している?
今回は、All Aboutの読者を対象に実施したアンケート調査(※)をもとに、金融機関に勤めたことのある人(世帯)の預貯金やリスク資産についてまとめてみました。
金融機関に勤めたことがある人の貯金額はいくら?
まずは、金融機関に勤めたことのある人(世帯)が、どれくらい貯金しているのかを見てみましょう。
金融機関に勤めたことのある人(世帯)の預貯金額 をまとめたグラフ
「1億円以上」の高額層も一定数存在していますが、割合としては多くありません。金融機関に勤める人は「高収入」のイメージもありますが、収入と貯蓄は必ずしも直結しないようです。
金融機関に勤めたことがある人のリスク資産額はいくら?
次に預貯金とは別に、株や債券などで保有しているリスク資産についても見ていきましょう。
金融機関に勤めたことのある人(世帯)のリスク資産額 をまとめたグラフ
金融知識があると考えられる金融機関経験者でも、リスク資産の保有状況には個人差があるようです。リスク資産の内訳については、複数の資産に分けている人から、1つの資産に集中している人まで幅広く見られました。
◾️リスク資産「500万円未満」世帯の内訳例
投資信託:400万円(50代/女性/パート・アルバイト)
純金積立:100万円(50代/女性/自由業・自営業)
投資信託:120万円、日本株:10万円(30代/女性/専業主婦)
投信:100万円、外国金融債:300万円(70代/男性/無職)
投資信託:100万円、外貨建生命保険:200万円、日本株100万円(50代/女性/派遣・契約社員)
リスク資産以外に保有しておきたい貯金額はいくら?
最後に、リスク資産以外に預貯金として最低限現金保有しておきたい金額はいくらかという質問の回答も紹介します。
金融機関に勤めたことのある人(世帯)がリスク資産以外に保有しておきたい貯金額をまとめたグラフ
高額を求める人が少ない理由としては、リスク資産での運用を前提としていることが考えられ、保守的になりすぎずリスクも取りすぎない、バランスを意識した傾向が読み取れます。
実際に、これらの用途については「急な出費に備えるケース」や「生活防衛資金」が多く見られた一方で、明確な用途を持っている人や、リスク資産は信用できないからという声もありました。
「病気や震災など何かあったときのために用意しておきたい」(40代/女性/派遣・契約社員)
「リスク資産と同金額くらいは保持しておかないと不安なので」(50代/女性/パート・アルバイト)
「投資やリスク資産はいまいち信用できない点も多いし、マネーゲームにのってやりすぎるのは気が進まない。預貯金として持っている方が精神的に安定するし、貯金するのが好きだからです」(50代/女性/自由業・自営業)
「2~3年分の生活資金を確保するため」(50代/男性/自由業・自営業)
「自宅リフォームと白物家電の購入資金として考えてます。後は年金不足分として毎年100万円を予想しています」(60代/女性/専業主婦)
※調査概要
対象:All About読者
期間:2024年5月27日~6月19日
調査方法:ネットによる任意回答
有効回答総数:609人(うち、金融機関に勤めたことがある人は、69人)