六本木 ランドマークトライアングルを巡る

上空から見た六本木も、10年前に比べると相当変わりました。中央の高層ビルはランドマークの一つ『東京ミッドタウン』のシンボルタワー

上空から見た六本木も、10年前に比べると相当変わりました。中央の高層ビルはランドマークの一つ『東京ミッドタウン』のシンボルタワー

一昔前までは『六本木通り』と『外苑東通り』が交差する『六本木交差点』を中心に、夜になると元気な店が集まるナイトスポットだった六本木。しかし2003年に『六本木ヒルズ』が登場してから一転、夜の街から『文化・ファッション・ビジネス』の発信地として変貌を遂げました。現在六本木を象徴するランドマークは3つ。六本木のイメージをまったく変えてしまった、2つの複合型施設と日本が世界に誇る美しい美術館をチェックしましょう。

【目次】
・専門店が充実 『六本木ヒルズ
・アートも楽しい 『東京ミッドタウン
・フォトジェニックな美術館 『国立新美術館


専門店が充実『六本木ヒルズ』

東京シティビュー
六本木ヒルズの名所の一つ『東京シティビュー』。展望台のイメージを覆すスタイリッシュな空間。デートスポットとしても大人気

2003年にオープンし、六本木のイメージを根こそぎ変えてしまった『六本木ヒルズ』。「住む、働く、遊ぶ、憩う、学ぶ、創る」という様々な機能を備えたこの複合施設は、建物というよりもそれ自体が一つの“街”となっています。

六本木ヒルズ
六本木エリアに巨大な街を出現させた六本木ヒルズ。『森タワー』はその象徴です
“街”の中心は六本木ヒルズのシンボル『六本木ヒルズ森タワー』。53階には世界中で最も空に近い美術館『森美術館』があり、世界のモダンアートを夜10時まで鑑賞できます(火曜日は午後5時で閉館)。また52階には海抜250mから360度の眺望を楽しめる展望台『東京シティビュー』がオープン。さらに屋上にも、オープンエアの展望施設としては日本一の高さを誇る『東京スカイデッキ』があり、海抜270mで吹く風を、肌で感じることができるのです。

ショップ
お馴染みのファッションブランドからここにしかないショップまで幅広い店並び
さてこの森タワーの1階から6階に位置するショッピングエリアが『ウェストウォーク』。この他、レストラン・テイクアウトの店が充実している『ノースタワー』、東京メトロ日比谷線・六本木駅から直結の『メトロハット』『ハリウッドプラザ』、六本木ヒルズの庭・毛利庭園に面する『ヒルサイド』、ルイ・ヴィトンやバカラ、ティファニーなどのラグジュアリーブランドが並ぶ『六本木けやき坂通り』と5つのエリアに分かれて、200以上のショップ・レストランがオープンしています。流行やニーズに応えてリニューアルやニューオープンは日常茶飯事。いつ訪れても新鮮なキモチにさせてくれます。

中でもウェストウォークには、他にはなかなかない“専門店”が集結。手袋の専門店『アルタ クラッセ カプリガンティ』や、雨の日が楽しくなる傘の専門店『ハンウェイ』。最高級のハンカチが手に入る『クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ』。靴下やストッキングなどレッグウェアが揃う『カルツァローネ バイ フクスケ』などが4階に勢ぞろいしています。東京土産としてここで珍しいモノを求めるのも一案かもしれませんよ。

<DATA>
六本木ヒルズ
インフォメーションセンター(総合案内)
住所:東京都港区六本木6-10-1
電話:03-6406-6000
アクセス:東京メトロ日比谷線『六本木』駅直結

東京シティビュー
場所: 六本木ヒルズ森タワー52F
電話:03-6406-6652
営業時間:10:00~23:00(最終入館 22:30)
金・土・休前日10:00~25:00(最終入館 24:00)
*スカイデッキ10:00~20:00(最終入館 19:30)
※但し、天候不良等の理由により予告なしに閉鎖する場合があります。
料金:一般 1,500円/学生 1,000円(高校・大学生)/
子供 500円(4歳以上~中学生)

ショップ&レストラン
営業時間:ショップ 11:00~21:00
レストラン 11:00~23:00
※一部店舗により異なります。


アートも楽しい『東京ミッドタウン』

ミッドタウン
天井高や吹き抜けなど、六本木とは思えないほど空間を贅沢に使った『東京ミッドタウン』。エリアには緑も沢山

六本木に残された10ヘクタールもの土地を使って、2007年にオープンした『東京ミッドタウン』。緑豊かなスペースに6つの建物が立ち並ぶ、ショップ、レストラン、オフィス、ホテル、美術館などが集まった大型複合施設です。

中央にそびえ立つシンボルタワー『ミッドタウン・タワー』にはオフィス、そして5ツ星ホテル『リッツ・カールトン東京』が入っています。

ガレリア
メインショッピングエリア『ガレリア』。ショップからレストラン、美術館までがここに集中しています
メインのショッピングエリアは全長約150m、高さ約25m、4層吹き抜けの空間が気持ちいい『ガレリア』。地下1階はフードとカフェ。『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』や『ジャン=ポール・エヴァン』など女子の心躍るスイーツショップが顔を揃えます。1階から2階には大人が好むファッションショップ、そして3階にはセンスのいいインテリア・雑貨の店が。特に3階には、“メイドインニッポン”の製品を全国からセレクトし、日本の伝統デザインのカッコ良さを再認識させてくれる店『ジカバー・ニッポン』や、伝統と現代を融合させた美意識を見せてくれる京都発のインテリアショップ『スフェラ』など、大人の目に面白さを感じさせてくれる店が並んでいるのです。

またガレリア3階には、「生活の中の美」をテーマに企画展を開催している『サントリー美術館』。さらにガレリアの一番奥、グリーンが目にまぶしいミッドタウンガーデンに面したエリア『ガーデンテラス』には、地下1階から地上3階の4フロアに、カジュアルな味から特別の日に訪れたい高級レストランまでが入っています。庭に面しているお店ではテラス席を設けているところも多く、お天気の日には特に気持ちのいい時間が過ごせますよ。

ところで東京ミッドタウンの中、いたるところにアート作品が鎮座しているのをご存知でしょうか。その数約20。人間よりも大きなサイズの作品などは存在感もあり目を惹かれるのですが、中には何回前を通っても見落としてしまうような、さり気ないものも……。そんなアート作品を見落とすことなくチェックできるサービスが『ユビキタス・アートツアー』。手のひらサイズの情報端末『ユビキタス・コミュニケーター』を首にかけ、そこに表示される案内と音声に従ってミッドタウン内を歩くと、作品の詳しい解説などが端末に表示。終わった後は「あの作品は……」と誰かにウンチクを語りたくなるような、そんなお得な気持ちにさせてくれるツアーです。
ユビキタス・アートツアー
最大2時間の貸し出しで料金は無料。推奨年齢は中学生以上です


<DATA>
東京ミッドタウン
住所:東京都港区赤坂9-7-1
TEL:03-3475-3100(東京ミッドタウンコールセンター)
受付時間 10:00~21:00
アクセス:都営地下鉄大江戸線『六本木』駅直結
東京メトロ日比谷線『六本木』駅より地下通路で直結

ショップ&レストラン
営業時間:ショップ 11:00~21:00
レストラン 11:00~24:00
カジュアルダイニング 11:00~23:00 
※一部店舗により異なります。

ユビキタス・アートツアー
住所:東京都港区赤坂9-7-4
東京ミッドタウン プラザインフォメーション
TEL:03-3475-3100(東京ミッドタウンコールセンター)
受付時間:12:00~15:00(最終貸出)


フォトジェニックな美術館『国立新美術館』


国立新美術館
設計者の黒川紀章氏は「いつも人々が訪れ、レストラン、カフェ、ミュージアムショップが、新しい東京の芸術文化のサロンとなることを願っている」と言葉を残しています

さて、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンにはそれぞれ美術館がありますが、2007年に登場し六本木をアートの香り漂う街に仕上げたのが『国立新美術館』。国内で5番目に誕生した国立の美術館です。

巨大なガラスの壁で出来た美術館は、正面から見ると大波がうねっているようなデザインで、そのルックスは大変個性的。エントランスロビーの天井高は20mを超え、一歩館内に足を踏み入れると、ガラスの壁から入ってくる光が清清しい、広々とした空間が広がっています。展示スペースは国内最大級。最大12の展覧会を同時開催できる美術館で、特定のコレクションを持たず、近現代美術を中心に様々な展覧会が開催されています。

デザイナーズチェア
こちらはデンマークのデザイナー、ハンス・J・ウェグナーの作品
驚くのがこの美術館、地下1階から地上3階まで全てのフロアにカフェやレストランがあるなど、展覧会のチケットを持たずとも楽しめるスペースが満載。特にオススメは「ちょっと一休み」用に、各フロアになにげなく置いてある椅子です。こちら、全てデザイン史的に貴重なデザイナーズチェアばかりなのですが、自由に、もちろん無料で座ることができます。ガラス壁から降り注ぐ日光を楽しみながら、カッコイイ椅子で一休み……大変“アート”な休憩時間です。

アートライブラリー
貴重な美術の本からお馴染みの雑誌まで。あっという間に時間が経ってしまいそうです
またアートの情報発信基地としての役割も大切にしていて、アートに関する専門図書館『アートライブラリー』では近現代アートに関する書籍や雑誌を所蔵。特に日本で行われた展覧会のカタログは充実していて、その数約5万冊! 日本一の数を誇っています。

芸術は難しいものではなく、いろんな楽しみ方があるんだよ……そんな風に語りかけてくるような開かれた美術館『国立新美術館』。館内どこを歩いていても絵になる空間が広がり、取材で世界各国から訪れるカメラマンも「ファンタスティック!!」連発でシャッターを切るそうです。フォトジェニックな美術館、行かれる際は、是非カメラをお忘れなく。

フォトジェニックな空間
沢山写真を撮りましたが、コチラが私のお気に入りのショット。時間とともに光の具合も変化し、表情がどんどん変わっていく美術館です

<DATA>
国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
開館時間:
<企画展>10:00~18:00(入館は17:30まで)
*会期中の毎週金曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
<公募展>10:00~18:00(入館は17:30まで)  
<アートライブラリー>11:00~18:00
休館日:火曜日(祝日又は休日に当たる場合は開館し、翌日休館)
アクセス:東京メトロ千代田線『乃木坂』駅直結
東京メトロ日比谷線『六本木』駅から徒歩5分
都営地下鉄大江戸線『六本木』駅から徒歩4分

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。