ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
26歳・年収650万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は兵庫県に住む26歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人、妻
■金融資産
世帯年収:本人650万円、配偶者550万円
世帯金融資産:現預金250万円、リスク資産550万円
■リスク資産の内訳
・投資信託:400万円
・日本株:50万円
・米国株:100万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2020年から約1年
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2020年から約3年間
・みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンドS/確定拠出年金:2021年から
2020年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
投資額は、NISAでオール・カントリーに「月3000円」に積み立てを開始して、1年ほどで積み立て終了。同じくNISAでは、S&P500に「月3万3000円」を約3年間。2021年からは確定拠出年金で、みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンドSに「月5000円」で積み立てをしているとのことです。
運用実績については、オール・カントリーが「元本約2万5000円→運用益込4万円」、S&P500は「元本約100万円→運用益込130万円」、みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンドSでは「元本約15万円→運用益込19万円」と、積立期間が短い商品についても、着実に利益を生み出しています(※数字は2024年夏場以前のもの)。
運用益の推移は「全ての商品に関して、2021年は上昇、2022年は減少、2023年は大きく上昇しています」と説明。
また「年間を通して株式市場(の動向が)が良くなかった2022年においても、積み立てていた商品は他の商品と比較すると、それほど減少率が高くなかった」そうで、「増減が少ない分、安定して資産を形成できるところは良い点かと思います」と購入商品についての所感を述べます。
全体としても「正確に資産を把握し始めたのが今年からになるので、過去との比較はできませんが、単純に銀行預金で貯蓄する額以上の額を、投資によって得られています」と手ごたえあり。
「2023年上半期で、実際に投資や銀行預金に回せた額は約150万円でしたが、資産としては約240万円に増えており、差額の90万円は投資による利益となります」と結果が出ている様子です。
26歳・年収650万円会社員男性の思う積立投資のメリットは?
積立投資を始めてよかった点としては、「設定の話ですが、自動で投資されるため管理が楽です」とコメント。しかし「早い段階で積み立てをやめて放っておいている商品の(運用益の)増加率が、現在最も高くなっている。そのことから、積み立てよりも一括投資の方が、利益を得られる確率は高くなりそうだなあと考えることはあります」と、思うところはあるようです。
積立投資を始める人へのアドバイスを伺うと、「初めて積立投資をする場合は、世間一般的に人気の商品+自身の気になる商品に対して、少額から開始することが良いと思います」と回答。
さらに「いくつかの商品を実際に運用しながら比較し、自分なりに分析することが大切だと考えています。その際にポイントとなるのが、増減を額で見るのではなく、率で見ることです。投資額が少額だと、増減額も小さくなりますが、増減率は投資額に影響しません。それぞれの商品に対し、何がトリガーとなり、どれくらい増減率が変わるのかを分析すると、自分で納得して投資先を選べるようになるかと思います」と助言します。
その上で「分析とかしたくないという方であれば、人気の商品に全額投資するので良いかと思います」と補足されていました。
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