カーキ、オリーブグリーンのコーディネート
初秋に取り入れたい「カーキ」「オリーブグリーン」のイメージは?
そんな9月のムードにふさわしいのは「カーキ」「オリーブグリーン」。くすみカラーの中でも、寒色系でも暖色系でもないグリーン系なので、残暑が残る時期にぴったりです。英語の「khaki」の語源は、ヒンディー語の「khaki」やペルシャ語の「khak」で、埃や土埃を意味します。カーキには、黄みを帯びたベージュに近い色や緑みを帯びたモスグリーンに近い色、色みをおさえたグレーに近い色など、さまざまな色があり、オリーブグリーンもよく似た色です。カーキやオリーブは、ベージュよりもクール、グレーよりもオーガニックなイメージがあります。
軍人になることを英語で「get into khaki」と表現するように、カーキには軍服のイメージも。ミリタリーテイストのファッションはカーキが定番色ですが、レディースファッションのカーキには、サテンやレースなど光沢や透け感のある素材も増えています。
今回は、WEARに投稿された写真を例に、「カーキ」や「オリーブグリーン」を取り入れたファッションをご紹介します。
オリーブグリーンのカーゴマキシスカート
出典:WEAR
この写真は、オリーブグリーンのカーゴスカートに黒の半袖Tシャツを合わせ、シンプルにまとめたコーディネート。GUのカーゴマキシスカートは、ピンクやグレーなど明るめのカラーもありますが、深みのあるオリーブグリーンを選ぶだけで、秋らしいムードを取り入れることができます。
足元のスニーカーにも季節感を先取りする効果があるので、サンダルでは夏の気分が抜けないと感じたときには、スニーカーに履き替えてみるとよいでしょう。
カーキのリネン素材ベスト
出典:WEAR
この写真は、リネン素材のベストとロングワンピースを合わせた、カーキ×黒のコーディネート。同じようなカーキと黒のコーディネートでも、アイテムの組み合わせ方によって、さまざまな雰囲気を楽しむことができますよ。
全体的に黒の分量が多いと重厚になりがち。足の甲を見せると抜け感が生まれます。
オリーブグリーンのボーダー柄Tシャツ
出典:WEAR
この写真は、ボーダー柄にオリーブグリーンが入ったTシャツとデニムパンツのコーディネート。無地のオリーブグリーンと違って軽やかな印象になり、パンツのインディゴブルー(濃い深みのある藍色)との相性もばっちりです。
バッグとサンダルはベージュ系でそろえてシックに。ブラウンのベルトで全体の印象を引き締めています。
カーキが入ったストライプ柄シャツ
出典:WEAR
この写真は、ビッグシルエットのボーダー柄シャツとグレー系のデニムパンツを合わせたコーディネート。デニムの色が主張しないので、ストライプ柄の色が引き立ちます。シャツの着方もおしゃれに見えるポイント。襟を抜いて裾を結び、袖をたくし上げることで、こなれた感じで着こなしています。
今回は、カーキやオリーブグリーンを取り入れた初秋のコーディネートをご紹介しました。無地のカーキはミリタリー風、Y2Kのようなテイストを楽しめます。また、ボーダーやストライプといった柄物でカーキやオリーブグリーンを取り入れると、大人っぽい着こなしになりますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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