Q:地銀の高金利0.33%の定期1年ものにお金を預け入れたいのですが、どんなことに注意したらいい?
「地銀の高金利な定期預金、1年もの0.33%に預け入れたいと思っています。どんなことに注意したらいいですか? 私は東京在住でふだん都市銀行を使っており、今まで使ったことがない銀行です」(匿名希望)今まで使ったことがない金融機関であっても、高金利の商品は魅力的ですよね。とはいえ、近くに店舗がないときには交通費等のコストも考慮することが大切です。高利息であっても、コストの方がかかってしまうケースも少なくありません
A:自分が申し込み条件に合致しているのか確認することから始めましょう
自分の居住地以外の地方銀行(地銀)で高金利の定期預金を見つけたら、気になりますよね。そのような場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?一番大切なことは、申し込み条件に合っているのかということです。今、気になっている定期預金は地銀の商品とのことですので、居住地や勤務地が地銀店舗のカバーしている地域以外の場合は、申し込み対象者から外れてしまうことがあります。まずは、自分が申し込み条件をクリアしているのかを確認することが大切です。
店舗へ出かけるコストを考えよう
もし、申し込み条件をクリアしていた場合であっても、口座開設時や解約時にかかるコストについても考えておくことが必要です。相談者はふだんは都市銀行で取引をしており、気になっている定期預金は地銀のものです。たとえば100万円預け入れた場合、1年後に得られる税引き前の利息は3300円です。地銀であっても入金や引き出し、各種手続きがインターネット上でできればいいのですが、そうしたサービスができない地銀であれば、店舗まで足を運ぶ必要があります。
少なくとも口座開設と口座解約の最低2回は往復しなければならず、交通費がその分かかります。もし、片道1000円かかる場所の地銀だった場合、1000円×1往復(2回乗車)×2回ですので、4000円かかってしまい、利息分の3300円は吹き飛んでしまいます。
高金利の定期預金は魅力的ですが、金利だけでなく、取引にかかるコストのことも考えて選ぶ方がよいかもしれません。
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