Q:ネット定期1年を途中で解約したら、利息はゼロになってしまいますか?
「ネット定期1年を途中で解約したら、もらえる利息はいくらですか? 100万円を1年もので0.3%ぐらいの金利の定期預金に預け入れたのですが、半年ぐらいで解約すると利息はゼロになってしまいますか?」(匿名希望)定期預金を中途解約した場合、当初、預け入れた適用金利よりも低い利率で利息が計算されます。注意しましょう
A:中途解約したときは当初の金利よりも低い中途解約利率が適用されます。預け入れた定期預金の商品概要説明書を確認してみましょう
ネットで預け入れをする銀行の定期預金(以下ネット定期)は一般的な普通銀行の定期預金に比べて金利が高いため、注目を集めています。ただし、そこで気になるのが解約時のペナルティーについて。中途解約した場合、利息はどのようになってしまうのでしょうか?年利0.3%のネット定期の1年ものに100万円預け入れた場合の利息は、100万円×0.3%で導き出すことができます。計算すると、3000円が利息として受け取ることができることになります。
ただし、定期預金の利息には20.315%の源泉分離課税が適用されます。源泉分離課税が適用された税引き後の実際に受け取る金額は、2391円になります。
相談者様の場合、半年くらいで定期預金を解約した場合、利息がゼロになってしまうのではないか?と心配されていますよね。
定期預金は好きなタイミングで中途解約することはできますが、その場合につく利息は、中途解約利率が適用されることになります。
この中途解約利率は、当初の預入期間と当初の預入期間からどの程度の日数が経過したかによって利率は違ってきます。今回のように、預入期間から半年で中途解約するときには、普通預金の金利が適用されることがほとんどです。ただし、銀行や商品によっては普通銀行金利以下になってしまうこともあります。預け入れたネット定期の商品概要説明書を確認してみることをおすすめします。
1年ものの金利0.3%の定期預金に100万円預け入れて半年で解約した場合の利息は?
では、具体的に見てみましょう。下記は一例です。参考にしてください。1年ものの金利0.3%の定期預金に100万円預け入れて半年で解約した場合で、普通預金の金利が0.02%だったときには、100万円×0.02%。その後、預入期間で割り戻すと利息額が算出されます。半年後に解約すると、100円を利息として受け取ることができることになります。
ただし、普通預金の利息も定期預金の利息と同様に20.315%の源泉分離課税が適用されますので、実際に受け取る金額は、およそ80円になります。
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