現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住78歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:78歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:京都府
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:150万円
現在の貯蓄額:預貯金3200万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金25年、厚生年金25年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万2987円老齢厚生年金(厚生年金):9万3787円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「物価上昇で生活費などの支出が増えて不安」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価上昇で生活費などの支出が増えていて、不安」と語っています。
ひと月の支出は約「16万円」。年金だけで「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「高齢になった時に貯蓄習慣が役立つと思った」
年金で足りない支出については「貯金から足りない分を引き出し」て賄っているという投稿者。これまでに「経済的な安定や将来の不測の事態に備えて、貯蓄をする習慣」を心がけてきたそうで、「定期的に貯蓄をすることは高齢になった時に役立つと思った」と言います。
年金生活においては「自宅で野菜などを作っている」と無理のない範囲で節約を意識しているとのこと。
「スキルアップに時間と労力を投資すべき」
現在は「家族や友人との関係が薄れており、孤立感を感じることがある。仕事をしていないので、頭を使うことが少なくなり脳の老化が進むと思うと怖い」と不安を吐露。いっぽうで「読者や散歩、孫と遊ぶといった、好きなことをして暮らせるのは楽しい。家庭菜園で育てた野菜を料理する時も嬉しい」ともあります。
最後に今の現役世代に対して「教育やキャリアに投資すること(が大切)。資格取得やスキルアップ、キャリアの選択などに時間と労力を投資することで、高齢になっても働き続けるための自己満足につながると思う」とアドバイスを残していました。
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