「義母に妙に甘える夫」に背筋が凍る
「夫は私や子どもには結構威張り散らすのに、自分の母親には変に甘えるんですよ。義母が何か言うと『やめてよぅ、おかあさーん』なんて普段出したこともないような声を出す。それを見るのが、なんだかつらくて……。いつも『おまえは夫を立てることを知らない』なんて言ってるくせに、何その声?と心の中でツッコんでいます」アイさん(39歳)は苦笑しながらそう言った。専業主婦で何不自由なく暮らせるのは夫のおかげだと思ってはいるし、おだてておけば機嫌のいい夫なので「扱いやすくはある」が、自分の実家に帰省するたび母親に甘える夫の声には背筋が寒くなるとつぶやいた。
「甘えん坊なんだから」と義母
「臆面もなく、というんでしょうか。そうやって甘えたときに義母もまた、『あなたはいくつになっても甘えん坊なんだから。ほら、アイさんや子どもたちに示しがつかないでしょう』なんて言うんですよね。夫は『いいよ、家ではアイにすべて牛耳られているんだから』と不穏なことまで言い出す。モラハラまがいのことを言ってるのは誰よと言いたいくらいです」そんな姿を妻に見られていながら、帰宅すると「小腹がすいたなあ、何か作って」と自分は座ったまま命じる夫に、アイさんは心の中で「やっぱりコイツだけは信用できない」と感じているという。
「私が結婚生活を維持しているのは、ひとえに子どもに経済的な苦労をさせたくないから。私が歯向かわない限り、夫は私たちの生活を保証してくれている。それだけでいいんです。そう割り切っています。だからこそ、自分の実家で甘える夫は見たくないですね」
冷ややかな口調のアイさんである。
>実家で「いい夫アピール」する夫にイラッ