この記事では、Androidスマホにおける地震対策方法を3つご紹介します。あわせて、Androidスマホで利用できる防災アプリも掲載しますので、参考にしてみてください。
※なお、今回はGalaxy Z Fold6を使用して設定手順をご紹介しています。機種によって画面内容が異なる場合がありますので、ご了承ください。
<目次>
対策1. 緊急速報を受信できるよう設定しておく
携帯回線のあるスマートフォンは、気象庁が配信する「緊急地震速報」や「津波警報」、各省庁・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」(Jアラートにて配信される国民保護情報など)を、回線混雑の影響を受けることなく、無料で受信することができます。これらの緊急速報は、被災のおそれのあるエリアに一斉配信され、ポップアップ表示や専用着信音でスマートフォンに通知されます。
Androidスマホは設定画面にて「緊急速報メール」の設定ができます。非常時に備えて、メール受信を許可しておきましょう。 なお、緊急速報は、各通信会社・各格安SIMに対応していますが、SIMフリースマホの機種の中には一部の警報を受信できないものがありますので、注意が必要です。各通信会社のWebサイトなどを参照し、自分のスマホが対象かどうか確認しておきましょう。
・ドコモ(緊急速報「エリアメール」)
・ソフトバンク(緊急速報メール(緊急地震速報+津波警報+災害・避難情報))
・au(緊急速報メール | 災害時・緊急時対策)
・楽天モバイル(緊急速報メール(ご利用方法))
・IIJmio(格安スマホと「緊急地震速報」「防災情報」「Jアラート(ミサイル発射情報)」)
対策2. 緊急SOSを使用する方法を確認しておく
Androidスマホでは、画面ロックを解除せずに「緊急SOS」を発信することができます。■発信方法
電源ボタンを素早く5回押すと「緊急SOS」が起動します。3秒間画面を長押しすると、「緊急SOS」として警察(110)、消防(119)、海上保安庁(118)に発信できます。
■緊急連絡先の登録もできる
また、緊急時情報も登録しておくと役立つ場合があります。医療情報や緊急連絡先を登録しておきましょう。「設定」アプリの「安全および緊急」から登録できます。 名前、健康状態、住所、血液型、アレルギー、服用中の薬、体重、身長、生年月日、住所、臓器提供、医療関係メモの登録ができます。
対策3. 省電力モードに切り替える方法を確認しておく
緊急時にはスマホの充電を行えない可能性があります。緊急情報にアクセスしたり、助けを呼んだりするためにも、バッテリー残量を確保することが重要です。「省電力モード」に切り替えると、「不要な通信を行わない」「ディスプレイ輝度を下げる」「動作速度を制限する」などの設定が有効になり、バッテリーの消費を抑えることができます。設定アプリの「バッテリー」の「省電力モード」で切り替えられます。
Androidスマホで使える防災アプリ
最後に、Androidスマホで利用できる防災アプリを紹介します。緊急時に備えてインストールしておきましょう。■東京都防災アプリ(Google Play)
東京都公式の防災アプリ。「あそぶ」「まなぶ」「つかう」をコンセプトに、防災ブック「東京くらし防災」「東京防災」をはじめ、災害への備えや災害時に役立つコンテンツを用意しています。
■特務機関NERV防災(Google Play)
地震・津波・噴火・特別警報の速報や洪水や土砂災害といった防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づき最適化して配信します。
■Yahoo!防災速報(Google Play)
緊急地震速報や津波、避難情報、大雨による災害などさまざまな防災情報をプッシュ通知で受け取れるほか、災害マップや防災手帳など、災害に備える情報にアクセスできます。
■NHKニュース・防災(Google Play)
NHK公式アプリ。最新ニュース、災害情報を参照することができるほか、速報や災害・避難情報をプッシュ通知する機能を搭載しています。マップ上で雨雲や台風、河川情報を確認したり、ライブ配信を視聴したりすることもできます。