8日目:奄美大島へ寄港。オプショナルツアー参加で初めての奄美を感じる
クルーズ後半は天気に恵まれず、この日も太陽はお預け。晴れたら素晴らしい絶景だろうなあと少し残念に思いながら、曇天の奄美大島へ寄港。島は移動手段が限られるので一番手軽なオプショナルツアーへ参加することに。カクテルを片手に「明日こそ晴れますように」と願いながら奄美大島を出航します。そろそろクルーズも終わりが近づく中、ディナーはまだ訪れていなかったプールサイドにある「ザ・グリル」で溶岩焼きをいただくことに。小さめのポーションでお肉をお願いし、風が心地いい屋外でゆったりと過ごすひととき。
9日目:終日航海。やり残したことはない? 船内をアクティブに満喫
朝は、初めてルームサービスをお願いし、2回目の終日航海日の予定を立てます。ジムのストレッチや、体を動かすアクティビティに積極的に参加しつつ、毎日「何を食べようか」と考える日々も残りわずかとなりました。 ランチは日本食の「鈴なり」(ジャパネットクルーズ限定)へ。ラーメンと悩んだ末に、うな丼をいただくことにしました。終日航海日とあって、シアターではお昼にもジャパネットクルーズ限定のショーが開催。なんと「おぼんこぼん」さんが漫才を披露され、大御所の登場に会場は大にぎわいです。
夜はイタリアンレストランで軽く済ませ、恒例の夜のショーを見るためにシアターへ。すると入口にバトラーがずらりと並んでお出迎え! まるで映画のワンシーンのよう。 あとわずかで下船だと寂しさがこみ上げます。クルーズは折り返し以降の後半から時が流れるのが早く感じられました。部屋に戻ると、バトラーがピカピカに磨いてくれたスーツケースが荷造りをしやすいように準備されていました。
10日目:最後の寄港地、伊勢志摩(三重)で桜を愛で、スペシャルなディナーを
最後の寄港地である三重へ到着。船を沖に留めてテンダーボートで港と行き来します。テンダーボートは待たされることが多いのですが、乗客数も少ないからかスムーズに外へ。残念ながら本日も雨で水墨画のような景色が広がります。今回のクルーズ、桜前線となかなか交わらず、やっとここで桜を見ることができました。 昼過ぎに船へ戻り、ハンバーガーとシャンパンで遅めのランチタイム。すっかりと昼からシャンパンを飲む生活に慣れてしまって、日常に戻れるか不安も……。おやつはフルーツサンドを紅茶とともに。部屋に戻り、荷物をまとめ、下船の準備を整えます。 このクルーズ最後のディナーは、「アトランティード」でのスペシャルメニュー。実はシルバー・ムーンは、事前にオーダーをすると、メニューにない好きなものを作ってくれると聞きオーダー。前菜にはキャビア、メインはフォアグラのロッシーニという高級料理をお願いし、スタッフのリコメンドのワインをあわせていただきます。
言うまでもなく、絶品! 例えばレストランのメニューは日替わりですが、別日にいただいておいしかったものも、リクエストしておけば再度作ってくれるよう。さすがラグジュアリー船だと感じます。
食後は荷造りを完了するため一度部屋へ。下船時に下ろしてほしい大きな荷物は、廊下へ指定の時間までに出しておく必要があるのです。準備が整ったら、旅を振り返りつつクルーズ最後の時間をバーで過ごします。
11日目:早朝に東京国際ターミナルへ到着。再会を約束して下船
早朝に東京国際クルーズターミナルへ入港。最後は何度も通った「アートカフェ」へ。お世話になったスタッフへ別れのあいさつをして、下船口へ向かいます。可能なら長めのクルーズがおすすめ。クルーズの1週間は実は短い
クルーズは一般的に夕方出航して、下船は朝になります。レポートの通り乗船日と下船日は船旅を楽しむ余裕はなく、1週間といえども実質は5日間ちょっとという感じ。初めて乗る船だと、船内を把握して慣れて楽しくなったところで下船となることも。その点、11日間乗れば船旅を満喫したという実感や満足感は格段に上がります。 ご紹介したシルバー・ムーンでは、船内の食事やアルコールを含むドリンク、アクティビティなどはすべてクルーズ代金に込み。また寄港地では気分にあわせて自由に観光を楽しんだり、あるいは船でゆっくりしたり。荷物も置いたまま観光ができ、移動はベッドに寝たままなので、体に優しく快適です。絶景がテーマのクルーズなのに、後半は天候に恵まれず残念ではありましたが、船内が想像以上に素晴らしく、実は思ったよりも気にならなかったというのが本音です。 お休みの関係でなかなか難しい方も多いと思いますが、筆者も初めて10日間を超えるクルーズに乗船して、クルーズ本来のゆったりとした時の流れを感じるには、やはりこれくらいは必要だなと再確認。機会があれば、ぜひ長めの行程のクルーズにも乗船してみてくださいね。※関連記事(今回乗船したクルーズ記事。こちらもぜひご覧ください)
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